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刑事の骨

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  • サイズ B6判/ページ数 379p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163805900
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

連続幼児殺人事件の捜査本部を指揮する不破は、同期の落ちこぼれ警察官・田村の失敗で真犯人を取り逃す。17年後、田村が新宿歌舞伎町のビルの屋上から転落死する。田村は定年後も単身、連続幼児殺人事件の捜査を続け、真犯人に迫っていた。当時、犯人の顔を見たのは田村一人と思われていたが、じつはもう一人目撃者がいた。そして4人目の被害者の母親も強靱な意志で不破の捜査に協力する。果たして闇に消えた真犯人は誰なのか。

著者等紹介

永瀬隼介[ナガセシュンスケ]
1960年、鹿児島県生まれ。週刊誌記者を経て独立。フリーのジャーナリストとして、主に犯罪ノンフィクションを手掛ける。2000年、初の小説『サイレント・ボーダー』を発表し、小説家としてデビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tetsu

31
★3 連続幼児殺人事件の犯人を取り逃がした同期の二人の警官の17年後の話。全体的に暗いイメージ。思わぬ展開はさすがに現実的ではないが、ミステリーとしての面白さはまずまず。2016/06/22

ゆみねこ

27
高卒ノンキャリアで44歳の警視・不破孝作は連続幼児殺人事件の犯人逮捕に失敗し出世からも見放される。犯人と直接対峙し、取り逃がしたのは、警察学校同期の田村保一。犯人が逃走して2週間後に第4の事件が起こってしまう。その後時効を過ぎ、不破、田村もともに定年を過ぎるが、真犯人を追うことになったときに明らかにされた真実とは。やりきれない結末に最後はちょっとがっかり。ストーリー自体は面白いと思ったが。2012/07/12

よむよむ

27
誘拐犯を取り逃がした元刑事。果たして犯人は? 永瀬さんの『サイレントボーダー』を読んだときの衝撃は、たぶん一生忘れない。なのでちょっと期待しすぎたか・・・キライな展開ではないのだけどね。2011/08/06

RIN

17
永瀬さんも警察小説?と思ったが微妙に違った、というかやっぱり著者らしいアウトサイダー一匹狼オヤジの暴走だった。いつもながら文章が巧くて先が気になって一気読みしてしまうけれど、行き交う人間関係と罪の動機とモチベーションが弱いかな。結末はこの作家さんらしい。やりきれなさの残る読後感。2012/03/28

ねこまんま

16
序盤、今後の展開を期待してワクワクしながら読んだんだけど、とにかく横道にそれるそれる。人物像が固定しない。意味のわからないやりとり。つかめない登場人物どうしの距離感。 「それ、必要か?」と思うところ多々有り。 一生懸命紙面をさいて設定したキャラがたいして重要じゃなかったり、その逆だったり。 すべての人物の動機が弱く、ストーリーは悪くないんだけど、最後までちぐはぐな感じがしました。2014/01/23

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