出版社内容情報
「ウォーレン委員会」とはケネディ暗殺の真相を調査するために、暗殺直後につくられた超党派の委員会。50年目にして語られる真相。
著者のフィリップ・シノンはニューヨーク・タイムズの国家安全保障担当記者。アメリカの情報機関が9.11を防げなかった理由を超党派で調査したレポート「9.11 コミッションレポート」が、なぜ真相に到達するにいたらなかったかを描いた本、『The Commision(委員会)』を2009年2月に出版した。シノンのタイムズの卓上の電話がなった。「本を読んだのだが」と言って、その電話の主は「The Commision(委員会)」で働いていたものだと名乗った。
だが、その時、電話をかけてきたのは、もうひとつの「「The Commision(委員会)」、ケネディ暗殺の真相をつきとめようとした超党派の委員会「ウォーレン委員会」の元スタッフだった。
ジョンソン大統領の指名によって当時のウォーレン最高裁首席判事をリーダーとする超党派の委員会「ウォーレン委員会」には、アレン・ダレス元CIA長官、将来の大統領ジェラルド・フォードなどが名を連ねたが、実際に調査を担当したのは、全米から集められた若く優秀な弁護士や検事たちだった。
むっつの調査分野(「時系列」「ソ連・キューバ」「オズワルド」「ジャック・ルビー」「シークレット・サービス」)に割り当てられたペアの弁護士・検事たち、彼らが、ケネディの死後50年を期して集まって、シノンに何があったのかを書いてほしいと提案してきたのだった。50年を経て初めて明かされるケネディ暗殺調査の真相。
内容説明
ケネディ暗殺の真相を探るため全米から優秀な若手弁護士・検事がワシントンに集められた。一九六三年十二月、事件の直後のことだった。真相を調査した委員会のスタッフが50年の沈黙を破る。
目次
第1部 1963年11月22日~29日(解剖医は、血染めのメモを焼却した;ロバート・ケネディの推理;ジョンソンとフーヴァーの奇妙な友情;誇大妄想狂の母親;ジョンソン、ウォーレンを説得)
第2部 調査(委員会招集される;FBIへの内通者、ジェラルド・フォード;若く優秀な法律家を調査スタッフに;六つの調査分野をつくる;「陰謀」チームのスローソン ほか)
著者等紹介
シノン,フィリップ[シノン,フィリップ] [Shenon,Philip]
元ニューヨーク・タイムズ記者。ワシントン支局で、国防総省、司法省、国務省などを担当した
村上和久[ムラカミカズヒサ]
1962年、札幌生まれ。早稲田大学文学部卒。海外ミステリの編集者をへて、翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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