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聖書を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163766003
  • NDC分類 193.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

アダムとエバの創世記、イエスの弟子たちを描く使徒言行録、終末を預言する黙示録。キリスト教徒の二人が聖書を精読し、語り合った!

裁きの神か、赦しのイエスか。異色の対談集

アダムとエバの創世記、イエスの弟子たちを描く使徒言行録、終末を預言する黙示録。キリスト教徒の二人が聖書を精読し、語り合った!

内容説明

天地創造から世界の終わりまで―共にキリスト教徒の二人が読み、語り尽くす、聖書をめぐるバトル対談。

目次

創世記を読む(天地の創造;アダムとエバ;蛇の誘惑 ほか)
幕間対談 『ヘルタースケルター』を読む
使徒言行録を読む(約束の聖霊;信者の生活;アナニアとサフィラ ほか)
ヨハネの黙示録を読む(女と竜;天使のラッパと災い;二匹の獣 ほか)
巻末対談 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読む

著者等紹介

中村うさぎ[ナカムラウサギ]
1958年福岡県生まれ。作家・エッセイスト。同志社大学文学部英文学科卒。コピーライター、雑誌専属ライターを経て、小説家デビュー

佐藤優[サトウマサル]
1960年東京都生まれ。作家・元外務省主任分析官。同志社大学大学院神学研究科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

402
聖書の解説もおもしろいが、脱線する2人の哲学もおもしろい。ただ、対談本なので仕方ないが、まとまりに欠けていて読みづらさはあるかな。いちおう聖書の原文を引用してくれて入るが、ごく一部に限られているので、ある程度聖書全体の流れ(とおおまかな内容)を把握してから読んだほうが理解が深まるかもしれない。なお、途中で『ヘルタースケルター』や『色彩を持たない~』に関する考察もある。2016/06/01

優希

76
共にクリスチャンである中村うさぎさんと佐藤優さんによる対談です。2人とも聖書に造詣が深いのが伺えます。神学的視点で語る佐藤さんに対し、うさぎさんが色々突っ込むのが面白い。その会話を見ていても2人が聖書を深く読み込んでいることがよくわかりました。創世記、使徒言行録、ヨハネの黙示録を取り上げ、ざっくばらんに語り合う中で、聖書というキーワードから派生する事柄まで触れているのが興味深いところでした。かなり聖書に浸った内容なので、少しは聖書の知識がないと難しいでしょう。2016/06/02

まーちゃん

54
神様はセコい。「〜ならば、いつの日か神の独り子イエスを遣わそう」だなんて条件付きで、人を試すようなことばかり言う。嫉妬深くて、気まぐれで、えこひいきを繰り返し「◯◯しなければ、××するぞ」と脅迫まがいのアプローチ。(このやり方で子どもの躾をしてはダメと言われるけど、神→人の関係ではアリなのか?)/これまでの自分のイメージと全く異なる「神」の捉え方がおもしろい。物語の整合性が失われれば「不合理ゆえに我信ず」なんて、ただの開き直りじゃないの?昔の人は、なぜこんな神や物語をこしらえたんだろう?本当に不思議。→2014/08/19

金吾

29
二人の知識に基づいた物事のとらえ方が面白かったです。またうさぎさんの感性は凄いなあと思いました。特に創世記の話はそうなのかと思わされる点が多く良かったです。2023/07/27

ロマンチッカーnao

29
佐藤優さんと中村うさぎさんによる聖書の対談。いやぁ。。中村うさぎさんのイメージ変わりました。適格なツッコミ。それが知性からくるものなのか。それとも直観か。判別は付かないけど、佐藤優さんが中村うさぎさんとキリスト教の対談をしたいと申し込んだらしいんですけど、適格ですね。キリスト教への理解が深まるし、興味を持つ一冊になっています。2017/07/18

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