さらば東京タワー

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784163756202
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ある日はルンバを一日観察し、ある日は零落の東京タワーを訪問、またある夜は缶詰だけでフルコースを楽しむ。ショージ節ここに全開!

「オール讀物」連載「男の分別学」シリーズ単行本。零落の東京タワーを訪問して慰問する「さらば、東京タワー」、「相田みつを研究」では、何だかわからないのだか何かがあるような気がする、と研究の成果を見せ、ひたすら缶詰商品で酒宴を楽しむ「缶詰フルコースの宴」など、ショージ節が冴え渡るエッセイ集。

内容説明

性欲研究に呼ばれる日もあれあ、ルンバに呼ばれる日もある。缶詰だけのパーティーに呼ばれることもあるけれど、君のことも忘れてはいないよ。東京タワーがショージ君を呼んでいる。

目次

頭のふりかけ購入記
ロボット掃除記ルンバを雇う
漬け物石は働いているのか
納豆は手づかみで
対談 東海林さだお×鹿島茂 ふれあいたい!
さらば東京タワー
狂宴?天ぷらフルコース
インスタントラーメンとわたし
相田みつを大研究
蒸気機関車讃歌
対談 東海林さだお×平松洋子 東北へ行こう!
缶詰フルコースの宴
オノマトペ大研究
鞄の哀れ
正しい歩き方大研究
対談 東海林さだお×小林照幸 老人よ、性欲を抱け!

著者等紹介

東海林さだお[ショウジサダオ]
本名、庄司禎雄。昭和12(1937)年東京生れ。早稲田大学露文科中退。昭和45年第十六回文藝春秋漫画賞、平成7年第十一回講談社エッセイ賞、平成9年第四十五回菊池寛賞受賞。平成12年紫綬褒章受章。平成13年「アサッテ君」で第三十回日本漫画家協会賞大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アズル

21
最後の対談の衝撃が大きいです。ちゃんと「してる」んですね。東北についての対談で、「干しタラをほぐして卵の黄身を和える」と聞いて、東海林さんが「あ、まずそう」と即答な感じでおっしゃっていたのが印象的。鹿島茂さんとの対談も良かったです。東京タワーに神社がある、というのも初めて知りました。2014/09/10

けんとまん1007

17
力を抜いて読むには最適かなあ~。取り上げる題材も面白いし、視点も面白い。だから、あんな絵が描けるんだろうな。漬物石かあ~そう来たか!というがあって、ジンワリと味わいが伝わってくる。そうやって、ものを観ることができると、世界が広がるかも。2013/05/31

あやの

14
オノマトペの話、相田みつをの話が好き。ずんずんだの、しょぼしょぼだの、むざむざおめおめさばさば・・・。オノマトペってキリがない、しかもそれを適確に表す他の言葉を探すとなると、ぴったりくるのって中々ないし、何倍もの言葉を必要とする。丁度いい訳語がないというのも納得。みつをさんの方は、ちょっぴりおちょくったような書き方ながらそれもおもしろい。人間だもの。ではなく、にんげんだもの。に意味があるんだなあ。2016/03/07

sawa

13
★★★★☆ 頭のふりかけにを購入、ルンバを部下に見立ててヤキモキ、納豆を手づかみで食べ、零落の東京タワーを訪れ、相田みつをの人気を考察。昔はお腹が出る事を気にしていたショージ青年は、今は薄毛に悩み、だけど、「女性とふれあいたい!」というスタンスはブレない。天ぷらのコースを頼み、一品ごとに「また天ぷらかよ」と怒り、〆のごはんに「(さっきまであんなに天ぷらがあったのに)おしんこだけで!?」と困惑するショージ君に大共感。「鞄とは荷物、荷物とは生活」、威厳のある人は鞄を持たないという発見に納得。(借)2012/09/16

まりまりも

12
軽く身構えずに読めるエッセイ。およそ、自分では考えつかないであろうテーマばかり。ルンバを買おうかと思っていたけど、東海林さんのように観察し続けてしまいそうな気がして、当分 購入は控えようと決心。2013/05/11

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