出版社内容情報
「ぞうさん」をはじめとするまど・みちおさんの詩二十篇を、美智子さまが英訳。安野光雅さんの絵とともに、親子でお楽しみください。
内容説明
日本の子どもたちの大好きな童謡『ぞうさん』の作者、まど・みちおさんの詩が英語に訳されて日本とアメリカで絵本になりました。まど・みちおさんの楽しい動物たちの詩20篇と、美智子さまによる英訳を収録。
目次
ことり
スワン
クジャク
ヒバリ
いいけしき
ああどこかから
ぞうさん
シマウマ
キリン
トンボ
チョウチョウ
チョウチョウ
イヌが歩く
なみとかいがら
ねむり
イナゴ
ナマコ
アリ
ヤマバト
どうぶつたち
著者等紹介
まどみちお[マドミチオ]
1909年山口県に生まれる。十代の頃から詩を書きはじめ、北原白秋に認められ、その影響を受けて子どものための詩と歌を作るようになる。1968年に出版された詩集『てんぷらぴりぴり』(大日本図書)が野間児童文芸賞を受けた。作品集、詩集、曲集など数多くある。1994年国際アンデルセン賞を受ける
安野光雅[アンノミツマサ]
イラストレーター。1926年島根県津和野に生まれる。1984年には国際アンデルセン賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデミン@もも
40
読み友さんの紹介で。ちょうど気になっていた安野光雅さんの切り絵。色の感じが優しくてまどみちおさんの詩にぴったり。美智子妃の英訳もリズム感がすごくいいわぁ。2016/04/08
Maiラピ
29
日本の子どもたちのための詩を、海外へ紹介したいというのぞみでつくられた本。まどみちおさんの詩を、美智子さまがえらび、英訳した。 すえもりブックスから1992年に出版されたものを文芸春秋が復刊したもの。まどさんの優しい生きものへの眼差しがいっぱい。安野光雅さんの装幀も雰囲気ぴったり、表紙の切り絵は上質のレースみたい。2012/05/31
なつ
25
私が日本人だからなのか、私が英語に疎いからなのか。私個人としてはやはり、まどさんが書いたつくった、日本語・ひらがなで綴られたやさしくやわらかいことばたちに心魅かれます。まどさんにはこんな風に見えてるのかなぁって何度も読み返しては思いました。動物や虫や自然界のものたちは自分のためではなく、誰かや何かや世界のために生きているって。全ては平和や安寧や美や幸福、儚さ静けさあたたかさといった大切なこと=当たり前のこと、をいつも私たちに伝えるために、教えるために存在してくれている。命を繋いでいてくれる。天の声と共に。2022/09/12
千加
21
日本の童謡「ぞうさん」の作者、まどみちおさん。英訳されて日本とアメリカで絵本になり海外に。世界の児童文学、なんて夢のように平和で文化的なことだろう。美智子様の大活躍✨すごいことだな。🌿「ことり」 そらのしずく? うたのつぼみ? 目でなら さわってもいい?🌿素直で純粋な思いが伝わる。いいなあ、いい✨。2022/02/06
ちゃこばあ
21
優しくて美しくて・・音楽のよう・・2019/05/19