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いと―運命の子犬

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163739205
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本でもやっと認知度が高まってきた「介助犬」。その候補犬でありながらキャリアチェンジした「いと」のその後を描く、心温まる物語。

内容説明

介助犬にならなかった、いと。けれど、その笑顔でみんなに幸せを運んでくれた―『一分間だけ』の原田マハ(文)、『盲導犬クイールの一生』の秋元良平(写真)、珠玉のコンビが贈る奇跡の物語。

目次

1 キャリアチェンジ
2 介助犬ってなんの役に立つの?
3 運命の子犬
4 グミ 上を向いて歩こう
5 決断
6 幸せになるために
7 絆

著者等紹介

原田マハ[ハラダマハ]
1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部日本文学科、早稲田大学第二文学部美術史科卒業。伊藤忠商事株式会社、森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館勤務を経て、2002年よりフリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍。2005年『カフーを待ちわびて』で第1回日本ラブストーリー大賞受賞

秋元良平[アキモトリョウヘイ]
1955年生まれ。東京農業大学畜産学科卒業。新聞社写真部契約カメラマンを経て、フリーランス・フォトグラファーに。秋元良平写真事務所を設立し、現在に至る。「いのち」をテーマに撮影を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

83
介助犬の話。介助犬になれなくたって人と犬の絆は素晴らしい。みんな心の介助犬です。2014/08/23

miww

82
介助犬候補の子犬「いと」と暮らした家族と介助犬にならずキャリアチェンジした「いと」と暮らす家族の愛情溢れるお話。正直「介助犬」がどういう仕事をするのかよく知らなかったのでその内容や訓練の様子の写真はとても勉強になった。彼らを必要とする人に寄り添う「身体障害者補助犬」は大好きな人の為にお仕事をしているんだと実感できた。介護犬になった子もならなかった子もお仕事を終えた子も幸せに生きて欲しいと願う協会の姿勢と活動が素晴らしい。ずっと寄り添うこの子たちは体だけでなく心の介助もしてくれるという言葉に納得です。2016/04/04

ぶんこ

67
介助犬の事も訓練の事も知ってはいたのに、性格によっては介助犬にならない犬もいると初めて知りました。 そういった犬を見放さず、きちんと最後まで見届ける介助犬協会の姿勢にも感銘を覚えました。 褒めて育てる・・いい事ですね。 つい叱ってしまいそうな自分を反省しました。 犬も猫も飼った事があり、今は猫だけですが、犬も猫も人間に寄り添ってくれますよ。 犬だけではありません。 どちらも心の介助犬・介助猫になってくれてました。 下肢が動かせない時、落し物はキャッチャーで拾いました。 確かに人には頼めませんでした。2015/05/03

AICHAN

64
図書館本。身体障害者の介助をする介護犬。その候補生として生まれてきた彼らは訓練所で2ヶ月ほど過ごし、パピーホームへと旅立つ。パピーホームで1年ほど育てられた後、訓練所に戻されて本格的な訓練を受ける。その訓練の過程で、介助犬としての資質をまず見極める。向いていないと判断されればキャリアチェンジといって家庭犬として里子に出される。候補生「いと」は神経質すぎてキャリアチェンジして里子に出される…。盲導犬にしろ聴導犬にしろ介助犬にしろ、彼らは不幸なのではないかと思っていた。しかし違うと、この本を読んで確信した。2020/10/16

カナティ

63
読友さんの感想より。ノンフィクションはあまり読まないのですが、マハさんでしかも犬にまつわる...ということで手に取りました。介助犬になれなかった「いと」...育てのパピーホーム、訓練場での生活、キャリアチェンジした後の新たな家族との出会いや絆に心震えて涙が止まりませんでした。マハさんの優しい文に寄り添う写真たちも笑顔溢れるものばかりで素敵です。今まで盲導犬、聴導犬の物語を読んできましたが、介助犬の現実は全く知らずにいたので読んで知ることができて良かったです。2014/02/04

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