• ポイントキャンペーン

樺美智子 聖少女伝説

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 319p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163726700
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

安保闘争に倒れたヒロイン樺美智子。その死の真相は圧死か扼殺か。決め手となった目撃証言の学生は実在していなかった。

内容説明

こんなにもひたむきに、世の中を変えようとした女性がいた。あの時代の精神は、今どこへ消えたのか。没後50年、60年安保、悲劇の英雄の素顔。

目次

1章 日本の最良の娘
2章 入党とパーマネント
3章 風に向かって
4章 神がかる美智子
5章 六月一五日と、その後
6章 父母の安保闘争

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yuki

5
ある雑誌の文章で紹介されていたものでしたが、かつて「学生運動」があった時代にこうした人がいたことに衝撃をうけました。そして純粋にこの国の在り方や、正義、ヒューマニズムなどを学生として考え続けようとした姿勢に感動しました。2021/04/30

まんだよつお

5
「樺美智子よ/星となるな/僕達の肩にのれ」。そう、彼女の存在を偶像化・神聖化し、伝説とするのではなく、その思想や行動について、「なぜ」と問いかけ続けていくことこそ重要なのだと思います。2010/07/06

Hi-matu

3
樺美智子という名前さえ知らなかったのに、この本を読んで一人の芯の強い純粋な女性が存在することを知れた。両親にまで死後に渡り影響を与え続けた彼女がもし今生きていたらこの国の人に何を訴えているのかまたどのような活動をするのか想像して、この本の余韻をかみしめることができた。2010/07/17

猫草

2
真面目でストイックなヒロインの短い人生は痛々しい。神聖化してはいけないという意図が感じられる素直な内容で良かった。2011/01/28

fritzng4

1
死して学生運動の象徴となった樺美智子の名は、ジャンヌ・ダルクの如く無条件に崇められた存在としてずっと前から知っていた。恵まれた出自、中学生の頃より時間が足りないと嘆くストイックな向学心、東大入学後の共産党入党と決別、ブントのメンバーとして学業と学生運動を両立させた生真面目さ。関係者への取材から立ち上がる、魅力的な、それでいて実に市民的な女性としての樺美智子像。彼女の死後、多くの人々が彼女の思いに突き動かされたが、彼女の両親も政治運動に心力を注いだというのもレアケースであり興味深い現象であったと思う。2016/08/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/593958
  • ご注意事項