出版社内容情報
「空気は読むな」「３０歳まではなにをしていてもいい」「とにかく海外に出ろ」「自己主張しろ」「まず１週間の計画をたてろ」……。
内容説明
高校生のための特別なサマースクール、「次世代リーダー養成塾」を主催し、彼らとともにこれからの生き方を考えてきた「ミスター円」こと榊原英資先生。大切な時期に、何をどのように学べば良いのか？いま世界で起きている変化のなかから解き明かします。
目次
１時間目 わたしたちはマーケットのなかにいる
２時間目 ２１世紀、地球がひとつのマーケットでつながった
３時間目 「サラリーマン」の時代の終わり
４時間目 誰もがプロになれる才能をもっている
５時間目 なぜ学ぶ必要があるのか？
６時間目 英語は国際共通語
７時間目 英語をどう学ぶか？
８時間目 わたしたちは日本のスペシャリスト
９時間目 はみだしていても気にするな
１０時間目 進むべき道をどう決めたらいいのだろう
著者等紹介
榊原英資［サカキバラエイスケ］
１９４１年東京都生まれ。高校生のときに、ペンシルバニア州ヨークに留学。東京大学経済学部卒業。大蔵省入省後、ミシガン大学で経済学博士号取得。９７年～９９年財務官を務め、「ミスター円」の異名をとる。慶応義塾大学教授を経て、早稲田大学教授、早稲田大学インド経済研究所所長。２００４年より高校生を対象としたサマースクール「日本の次世代リーダー養成塾」の塾長代理を務めている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HIRO1970
83
⭐️⭐️⭐️榊原さんは５冊目です。主に若い人向けに生きる上での方向性や心の有り様を著者の経験から誠実に語っている良著でした。中年の未だ開眼しきらない私自身の拙い経験とも符合するお話が多く、改めて背中を押して頂けた感じがしました。とくに３０才ぐらいまでの若者達に是非読んでもらいたい本だと思いました。久しぶりに子供の頃に読んだ吉野さんの君たちはどう生きるかを思い出しました。自分の子供達にも一読をススメてみます。2015/10/24
銀雪
5
高校生、特に、そこそこ優秀な人に向けて書かれたと思われる本。ルビも振ってあり読みやすかった。著者が若者に伝えたいメッセージ自体はありきたりのような印象も受けたけど、実体験や具体例も豊富で読み応えも感じられた。勉強、特に語学を学びたくなる。「プロ」についての章や、日本の特徴についてのくだりが特に友人関係は興味深かった。榊原さんが大蔵省に入った経緯にはびっくり。こういう就職の仕方、今ではきっと行われてないよね。私や妹たちも参加し、父も携わっている「次世代リーダー養成塾」について触れてあったのも嬉しかった。2012/08/18
ぶちゃお
3
労働市場において代わりの利くコモディティーと見なされることにあらためて恐怖を感じた。周りより少しでも優れている点を見つけ、研鑽を続けることがカギ。2013/12/11
芸術家くーまん８４３
3
「君たちは何のために学ぶのか」榊原 英資、文藝春秋財務官だった榊原さんが、高校生に10時間教えるという内容。国際経済の専門家だけあって、専門家なること。語学の大切さ。外国での戦い方。を教えてくれる一冊。・お金を追いかける人、そうならないために、スペシャリストを目指すのです。 お金が後から追いかけてくるような力をつけることを考えなくてはなりません（ｐ103）外国に出れば、外国語を使えなくてはなりません。外国の文化にあわせて、自己主張をしなくてはならない。そして、日本人として日本の歴史と文化を伝える責任2013/05/13
さくら
3
大切な時期に何を学べば良いのかわかりやすく解説している。高校生向けの本らしいが、大学生の愚息の誕生日プレゼントで購入。ですが、先に読ませて頂きました＾＾；ルビが多いのが気になったけど、内容は読みやすいので何度でも読み返して少しでも生きていく上で参考にしてくれたら・・2012/02/18
