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昭和天皇〈第3部〉金融恐慌と血盟団事件

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  • サイズ B6判/ページ数 314p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163716602
  • NDC分類 288.41
  • Cコード C0095

内容説明

即位直後から国内外の不穏な事件の数々に直面する若き天皇裕仁。「彼の人」とその時代を描き尽くす著者のライフワーク、第三部。

目次

昭和の幕開け
金融恐慌
政治への批判
女官制度の改革
張作霖爆殺事件
神ながらの道
総理への問責
皇嗣なき天皇
懊悩の日々
浜口雄幸狙撃
三月事件
満州事変
十月事件
血盟団事件

著者等紹介

福田和也[フクダカズヤ]
1960年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。同大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。現在、慶應義塾大学教授。文芸評論家として文壇、論壇で活躍中。93年『日本の家郷』で三島由紀夫賞、96年『甘美な人生』で平林たい子文学賞、2002年には、『地ひらく 石原莞爾と昭和の夢』で山本七平賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

20
昭和の御代が始まる。裕仁、25歳のとき。が、金融恐慌や張作霖爆殺事件、血盟団事件等、動乱の昭和を早くも予兆させる出来事が、若き裕仁を襲う。福田和也は、裕仁を描きながらも、事件を起こすテロリスト側の心情にも寄り添ってみせる。そんな動乱に臆することなく、裕仁は母である皇太后との確執を抱えつつも、女官制度の改革、政治への強い関心など、従来の天皇像にこだわらない姿勢を貫いていく。新聞を好んでよく読んだと言われる裕仁を福田は、「都市生活者」の一人と称している。ともあれ、新時代は幕を開けた。2016/01/21

山本

1
この人は史料から会話を再現するのが本当に上手い。2011/10/07

Char

0
★★★★★ 震災で読むのを中断していたら第5部まで出てしまった(笑)。司馬遼太郎が絶対に書かなかった第二次大戦前後を書いたとしたら、こんな内容になっただろうな、と思わせる内容。圧倒的に面白い!2011/11/08

ほっしー

0
明治憲法における総理と天皇の関係性、特に田中義一総理とのやりとりや、鈴木貫太郎侍従長の存在の大きさが非常に興味深かった。政党政治の腐敗と、軍部の台頭・おごり・暴走がよく理解できた。、2010/01/12

daioh

0
ようやく第3部刊行。特段新しい見解があるわけじゃないけど、読みやすい。2009/09/27

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