山本七平ライブラリー<br> 日本教徒

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山本七平ライブラリー
日本教徒

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  • サイズ A5判/ページ数 349p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163647401
  • NDC分類 198.221
  • Cコード C0336

出版社内容情報

神儒仏を批判しキリスト教を宣教した不干斎ハビヤンは、のちにキリスト教をも捨てる。彼が真に信じのは? 日本教の世界とは?

内容説明

神・儒・仏を批判したキリシタンが、ついにはキリスト教も捨てる。“最初の日本教徒”不干斎ハビヤンが求め続けた規範とは。

目次

最初の日本教徒
破文の思想
恩という意識
世捨ての権利
叛逆の意味
勝者と敗者
個人と秩序
神と人(殉教;懺悔)
日本的普遍主義
すべてを“破した”後に

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

6
この本には二つのイザヤ・ベンダサン名義の著作物が入っています。日本教徒では、ハビヤンという名を持つ日本人の生涯とその著作を検証しています。特にキリスト教徒としての役割とともにその時代を詳しく分析しています。日本の商人は新聞に連載したものを増補していますが、その内容は室町期に起源をもち江戸時代に完成した日本人の本質論を述べていて興味深い分析となっています。2013/09/23

shinoper

1
不干斎ハビヤン。彼は、1565年-1621年という激動の日本に生き、自身も禅僧からキリスト教へと改宗。最後にはキリスト教弾圧という激しい生涯を送った。彼が生涯に著した本3冊「天草本平家物語」「妙貞問答」「破堤宇子」。山本氏は彼の思想変遷を追いながら日本人のもつ思想のようなものを論理的に浮き上がらせようとする。不干斎ハビヤンは、自分の生涯をかけて日本に現存した4つの宗教「神・儒・仏・基」を論破した。最終的に日本の思想とは、貝原益軒が「大和俗訓」で著したような「自然の教え」ではなかったのか。

オジ

0
古典からの直接引用が多くてすごい読みづらかった。古典なんて大学受験以来だものね。2011/06/22

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