• ポイントキャンペーン

淳之介さんのこと

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163573908
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

一日も逢わずにいられない―それがはじまりだった。作家・吉行淳之介をずっと傍らでみつめてきた。彼が出かけるとき、その背中に「もう帰ってこないかもしれない」と思ったこともあった。そして「まりちゃん」と言い残して逝ってしまうまで―恋は37年間つづいた。

目次

ファニーフェイス
映画
待ち合わせ
絵のこと
古本屋
淳之介さんの仕事
メキシコ、そしてニューヨークからパリへ
淳之介さんの手紙
まり子の手紙
弟〔ほか〕

著者等紹介

宮城まり子[ミヤギマリコ]
1927年3月、東京都生れ。本名・本目真理子。歌手、女優。55年「ガード下の靴みがき」が大ヒット。紅白歌合戦出場8回。58年ボードビル「十二月のあいつ」で第13回芸術祭賞(大衆芸能部門)受賞。ミュージカル、テレビ、映画に活躍。68年私財を投じて静岡県に肢体不自由児のための養護施設「ねむの木学園」を設立。74年映画「ねむの木の詩」を製作・監督。76年「ねむの木の詩がきこえる」、80年「虹をかける子どもたち」を発表、社会的反響を呼ぶ。88年ヘレン・ケラー教育賞、92年第1回ペスタロッチー教育賞、93年第9回東京都文化賞を受賞。その他長年の教育活動に対する多数の賞を受けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チェアー

8
追悼宮城まり子。 彼女の人生は「淳之介さん」抜きには語れない。女優人生も、ねむの木学園も。傍目には淳之介さんは勝手な人に見えるのだけど。シャイで、まり子さんに依存していた。 そんな人に出会えて、二人ともよかったね。2020/03/24

井戸端アンジェリか

6
「人を好きになっただけでうれしかった」可愛いなぁ。内容もとても可愛らしいので、きっと吉行氏はそこに惚れたのだろう。 でもね、けっして愛人を軽蔑しているわけじゃあございませんがむしろ愛人派なんですが、どうしても正妻の側に立ってしまうのですよ。そこで吉行夫人の書いた『淳之介の背中』と他の愛人の方々の書いた本も読んで、私なりの何かを納得してみようと思います。2014/06/18

がんもどき

0
図書館本。 吉行淳之介が亡くなるまでの著者との思い出を綴った本。吉行氏はミソジニーの系譜と聞いたが、著者も吉行氏も自分から見れば祖父母世代の人なので、吉行氏が著者を粗末に扱っているとは感じなかった。死の間際の吉行氏が著者にのみ甘えていた様子がわかる。またお子さんとの交流はなかったかと思っていたのが実際にはあったことが分かり幾分ほっとした気持ちになった。著者の宮城さんも亡くなり、寂しい思いがする。2020/04/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/462263
  • ご注意事項