• ポイントキャンペーン

心残りは…

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163570105
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0095

内容説明

綺羅星のごときスターたちと共演し日本映画界に一時代を築いた著者が自らの人生をふり返る。大スターがつづる日本映画の黄金時代のエピソード満載。

目次

大森海岸の水母
立教ボーイの憂鬱
島津保次郎監督の天神様
久我美子のお股に頭
木下恵介監督の本意は何処に
心残りは煙草の煙
怪なり、左卜全さん?
黒沢明監督、池部宅を訪問
天才の怠け者
三船敏郎のきまた
山口淑子、舞い上がる
ゲーリー・クーパーには負けた!!
てにをは一つ、直してはいけない
アンコールワットにて
宇宙大戦争
伝説水洗便所
山本富士子は“石臼”
岡本喜八監督のダイヤモンド

著者等紹介

池部良[イケベリョウ]
1918(大正7)年、東京・大森生まれ。1941(昭和16)年、立教大学文学部英文科卒業と同時に東宝文芸部に入社。島津保次郎に見いだされて俳優に転向。同年7月、「闘魚」で映画デビュー。約5年の軍隊生活を経て映画界に復帰。戦前戦後を通して二枚目スターとして活躍。代表作に「青い山脈」「暁の脱走」「早春」「雪国」「暗夜行路」「昭和残侠伝」シリーズなどがある。エッセイストとしても活躍し、1991(平成3)年、「そよ風ときにはつむじ風」で日本文芸大賞受賞。「風が吹いたら」「そして夢にはじまった」「食い食い虫」「言伝て鍋」など、著書多数。父は洋画家の池部鈞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

JunKawa

0
日本映画黄金期を代表する二枚目俳優池部良が、長いキャリアに出会った数々の名監督、俳優女優にまつわるこぼれ話が楽しい。なかでも、『早春』撮影時の小津安二郎の人柄が滲むこの言葉が好きだ。「ところで、お前さん、俺を恨んでるだろ。煙草の箱が回せねえって、どなって。実はな、箱がどう回るかは、どうでもいいんだ。お前さん、いくらやってもお坊ちゃん面して、のんびりした顔だから、ちょいとおどかして、びっくりさせてやったんだ。案の定、なんとも言えねえいやな顔になったよ。あのカットはいいと思うよ。すまなかったな」2011/10/10

T

0
P78 中庸を採ることは勇気が要る。勇気は怯懦と粗暴の中間にあるのだそうだ。2021/05/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1195146
  • ご注意事項