異見あり―脳から見た世紀末

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163563800
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

出版社内容情報

政治、経済の混迷から、学級崩壊まで。著者の驚異的な好奇心がとらえた世紀末日本の諸相。「週刊文春」好評連載コラムほかを収録

内容説明

政治、経済の混迷から、カルト事件、学級崩壊まで。さまざまな社会現象を取り上げた最新時評集。

目次

第1部 当たり前の異見(金融界の「近代化」とはなにか;老人の自殺願望が交通事故死の増加を招く;賄賂を払うのがなぜ悪いのか ほか)
第2部 現代人の流儀(眠る;耐える;伝える ほか)
第3部 脳から見た「教育崩壊」(少年非行とオウム真理教;林郁夫の「和魂洋才」;「少年A検事調書」を読んで ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

16
図書館本。2000年。文藝春秋刊。過去に週刊文春で隔週で連載されていたエッセイに、他の媒体に書いた文章を付け加えまとめたもの。特に第三部の『脳から見た教育崩壊』が知見に富んでいました。「私の恩師は、お前に何も教えた覚えは無い、とおっしゃる。じゃあ何故恩師かというなら、先生の方が教えようと思わなかったことを、勝手に教わったからかもしれない。何を教わったか。人の理解、人への愛情。」教育とは自己流で良い。要項や指定本などやめて、寺子屋時代に戻り、やりたい人が勝手に始めるべき!だが都市化した脳が許さないだろう。2023/03/11

しわじい

1
140p そういう世界に長く子どもが浸かっていると、何が起こるか。実際の世界をテレビの世界のように見る技術が、上手になるはずである。なにが起こっても、それは自分に関係がない。そういう態度をとりやすくなるはずである。脳にそういう癖がつくといってもいい。 2000/08/20

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