出版社内容情報
20世紀の巨人・司馬遼太郎は晩年全精力を傾注した論考で何を我々に伝えたかったのか。手紙等膨大な資料を元に読み解く画期的評論
内容説明
誰もが忘れ得ない作家司馬遼太郎が晩年10年の全精力を傾注した論考、「この国のかたち」。その原稿に添えられた未発表書簡をはじめ、資料の検証を通じて浮かび上がる、この人の痛烈な姿と、「憂国」の動機。今、明らかになる巨大な作家の全体像。
目次
第1章 日本は必ずしもアジアでなくともよい
第2章 司馬遼太郎の文学と方法
第3章 書かれざる『坂の上の雲』その終章