出版社内容情報
死に対する恐れや不安のなかで、人は今終わろうとしている自分の人生に対してさまざまな想いを抱きあるがままに総てを語りたいのだ
内容説明
死の直前に訪れる「仲よし時間」に人は何を語ってゆくのか。安らかな死、感動の記録。
目次
生命との出会い
故郷の母
「わが名をよびてたまはれ」
最後のプレゼント
まんどろお月さま
光に逆転するとき
魔女の魔法
幸福のいる場所
海辺の少年
心の闇
「なるほど先生」
伊豆の漁師
母国
鎮魂歌
『パンドラの匣』
運命の善意
「過ぎ越し」の記録―四通の手紙