家はあれども帰るを得ず

家はあれども帰るを得ず

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20X13cm
  • 商品コード 9784163463704
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

侘しい独身生活。気がつけば、はや中年……。時代と世代に苛つき明治に思いを馳せる筆者の日々の暮らしが、鮮明に浮かんできます

内容説明

家はあっても家族はなく、家族はあっても家庭はない―。時代と世代に対する観察と諦念。ときに苦く、ときに淡く、ときに意図して甘い、32個の短文集。

目次

むかし大掃除というものがあった
戦後日本の劇的空間
下宿変じてマンションになる
胸にとげ刺すことばかり
軽免許と「軽」軽自動車
20年治らない風邪
神戸で死ねたら
かつて魚になりたいと念じた
西銀座駅前
しごとの周辺
坂道に映る影
修善寺の大患と漱石の死生観〔ほか〕