医者が癌にかかったとき

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医者が癌にかかったとき

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784163450605
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

直腸癌で手術を受けた日赤の外科部長が、自らの患者体験とそれを通して医のあり方、癌告知や死の問題を考えた心暖まるエッセイ

内容説明

生還して考えたこと。温かく誠実で清々しい感動の記。

目次

第1章 医者が癌にかかったとき
第2章 死に方の知恵―癌に倒れた医師たち
第3章 患者に学ぶ
第4章 いのちを見つめて
エピローグ 二つの死の光景

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akane

2
著者の仁徳か、まるでどこかでお会いしたことがあるかのような親近感があった。おごることなく、迷いも苦しみも率直に語っている文章がすばらしい。以前読んだ医療本では生体移植の裏側が暴かれていて目を覆うばかりだったが、この本に登場する医師たちは、まだ生きている温かい体から臓器を取り出す違和感をぬぐいきれない。『白い巨塔』 のような世界も当然医学界にはあるだろうが、命と向き合い、同じ職場(院内)で働く者同士の敬意とか哀惜とか同情というものが育まれることだってあるだろう。久々に医療本ですがすがしい読書感が残った。2015/06/04

パファ

1
偶然出会った『続~』、を読んでから、よみました。人生の達人から学ばせていただいたこと、同僚や友人である医師の一人ひとりの終末期の考え方の違い。ビアフラでの出来事など、とても参考になりました、自分は、その時にどうあるのだろうか。 現代では日常生活の死はとても遠いものとなりつつあるが、ぴったりと自分に寄り添い常にそばにあるもの。そういったことを思い出しました。 『続~』よりこちらの方が私は好きです。 竹中先生が2010年に亡くなってしまっていたことが残念です。2015/05/11

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