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出版社内容情報
史上初のソーラーカーレースにおいて、宇宙工学の粋を結集したGMの試走車が完勝。日本車は惨敗。米国の基礎科学の力を改めて認識
内容説明
1987年11月1日、オーストラリアのダーウィンからアデレートまで3200キロのスチュワートハイウェイで、史上初のソーラーカーレースが行われた。米国、ドイツ、スイス、オーストラリア、日本など23台によって激しいレースが繰りひろげられ、宇宙工学の粋を結集したGMのサンレーサー号が完勝。日本から参加した4台は惨敗した。物をつくることにおいては優れている日本も、クリーンネルギーの認識において他国と異なり、自動車工学的にしか、アプローチできなかった点に最大の敗因があった。発想・着想の差が、いかに決定的であるかを見せつけたこのレースは、米国基幹産業の逆襲でもあった。
目次
マスキー法と七千七百万人
エントリーカーのパワー
ソーラーカーと月文化
思考の距離差
美しい野生孔雀
主催者の主催の主張
独りぽっち達のスポンサー探し
日本人とプール付住宅
GMの企業戦略と自動車業界
順位
旱魃も豪雨も太陽エネルギー
衝突
ホースレスキャリッジとソーラーカー
観衆のいない砂漠の喝采
傷ついた栄光
風車とソーラーパネル
大輪のバラと21世紀