出版社内容情報
一番列車がすれ違うとき奇跡が起こる。九州新幹線開通に沸く街で噂を耳にした兄弟は、家族の再生のため奇跡を目撃すべく出発した。
内容説明
両親の別れによって鹿児島と福岡で離ればなれに暮らす航一と龍之介の兄弟。ふたたび家族揃って暮らす望みを抱く航一はある噂を耳にする。新たに開通する新幹線の一番列車がすれ違うとき、奇跡が起きる―。引き裂かれた家族の絆を取り戻すため奇跡を信じた子どもたちと、彼らを温かく見守る大人たちの想いを描いた感動エンターテイメント。
著者等紹介
中村航[ナカムラコウ]
1969年、岐阜県生まれ。2002年、『リレキショ』で文藝賞を受賞しデビュー。04年、『ぐるぐるまわるすべり台』で第26回野間文芸新人賞を受賞。05年に上梓した『100回泣くこと』は各紙誌で絶賛されベストセラーになる。著書に芥川賞候補となった『夏休み』などがあり、ナカムラコウ名義で、児童書の分野でも活躍している
是枝裕和[コレエダヒロカズ]
1962年、東京都生まれ。87年、早稲田大学卒業後、テレビマンユニオンに参加。主にドキュメンタリー番組の演出を手掛ける。95年、劇場映画初監督作『幻の光』が、ヴェネツィア国際映画祭金のオゼッラ賞他多数の賞に輝き、一躍世界にその名を知られる。続く『ワンダフルライフ』(99)でも、ナント三大陸映画祭、ブエノスアイレス映画祭のグランプリなどを受賞。2004年の『誰も知らない』ではカンヌ映画祭にて、主演の柳楽優弥が映画祭史上最年少となる最優秀男優賞を獲得し、国際的なニュースとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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