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奇跡

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163301402
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

一番列車がすれ違うとき奇跡が起こる。九州新幹線開通に沸く街で噂を耳にした兄弟は、家族の再生のため奇跡を目撃すべく出発した。

内容説明

両親の別れによって鹿児島と福岡で離ればなれに暮らす航一と龍之介の兄弟。ふたたび家族揃って暮らす望みを抱く航一はある噂を耳にする。新たに開通する新幹線の一番列車がすれ違うとき、奇跡が起きる―。引き裂かれた家族の絆を取り戻すため奇跡を信じた子どもたちと、彼らを温かく見守る大人たちの想いを描いた感動エンターテイメント。

著者等紹介

中村航[ナカムラコウ]
1969年、岐阜県生まれ。2002年、『リレキショ』で文藝賞を受賞しデビュー。04年、『ぐるぐるまわるすべり台』で第26回野間文芸新人賞を受賞。05年に上梓した『100回泣くこと』は各紙誌で絶賛されベストセラーになる。著書に芥川賞候補となった『夏休み』などがあり、ナカムラコウ名義で、児童書の分野でも活躍している

是枝裕和[コレエダヒロカズ]
1962年、東京都生まれ。87年、早稲田大学卒業後、テレビマンユニオンに参加。主にドキュメンタリー番組の演出を手掛ける。95年、劇場映画初監督作『幻の光』が、ヴェネツィア国際映画祭金のオゼッラ賞他多数の賞に輝き、一躍世界にその名を知られる。続く『ワンダフルライフ』(99)でも、ナント三大陸映画祭、ブエノスアイレス映画祭のグランプリなどを受賞。2004年の『誰も知らない』ではカンヌ映画祭にて、主演の柳楽優弥が映画祭史上最年少となる最優秀男優賞を獲得し、国際的なニュースとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃんみー

57
九州新幹線全線開通の日に奇跡を信じて。親の都合で福岡と鹿児島に別れてしまった男兄弟が、いつの日か又家族一緒に暮らせることを願って子供だけで旅に出る(少し大袈裟かなっ)。私は映画を見ないのでこの本の原案の是枝監督ってよく知らないんですけど、家族の形を描く人なのかなって。中村航の独特の比喩の言葉とあいまって心がポカポカと暖かくなる作品でした。2013/10/15

takaC

53
『さくら』と『つばめ』の初回すれ違い地点で奇跡が起きるという発想は好きだ。物語的にもハッピーエンディングでよろしい。2012/11/29

おかむー

52
なんかこうスタンドバイミー的なひと夏の冒険物語といったところだね。是枝裕和監督脚本の映画のノベライズということなのだけれど、中村航を目当てで読んだ俺としてはなんともモヤモヤ。中村航作品として見てみれば、それっぽい雰囲気はあるのだけれど、心をくすぐってくれるような言葉遊びやテンポのよい会話にはかなり足りないし、前半の湿度の高いもやもや展開に対して結末もささやかすぎて、いい意味で乾いた感じの本来の作風とはかなりテイストが違っちゃってるなぁ。期待しすぎた俺に問題があったのかどうなのか『もっとがんばりましょう』2014/06/18

美紀ちゃん

32
桜島の噴火って、最近もニュースで見たけど、灰が本当にたいへんなんだね。ところで、子供だけで無謀すぎるょ。でも、大冒険だね。実際に体験することで、ぐんと成長する。2013/08/24

はる

31
この本って映画になってたのか~。知らなかった!二人の兄弟がそれぞれの思いを胸に九州新幹線を見に行くのですが、兄弟以外にも学校の友達がなにかを吹っ切る為だったり、決意する為に新幹線というワードを使って進んでいるように思います。2018/02/10

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