朝のこどもの玩具箱(おもちゃばこ)

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163282503
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

父を亡くし、若い継母とふたり年を越す高校生。目が覚めたら魔法のしっぽが生えていたイジメられっ子。頑固な老女の説得を押し付けられた気弱な女子職員。人類の存亡をかけ森の再生目指し宇宙に飛び立つ少年たち。青春小説、ファンタジー、SFと幅広く活躍する著者ならではの色とりどりの六篇がぎゅっと詰まった小説の玩具箱。

著者等紹介

あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師を経て、1991年作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー』シリーズで小学館児童出版文化賞を受賞。児童文学からヤングアダルト、一般小説でもミステリー、SF、時代小説などジャンルを超えて活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カピバラ

41
どの話も秀逸!読み終わって、あさのあつこやるやんかニヤリ…としていたら、何ニヤニヤしてんの?と突っ込まれてしまった。それくらい良い!狐の話で、他狐事とかかれている部分があって、なんかこの字面、かわいいな…と思った。2015/05/19

ヒロ@いつも心に太陽を!

39
読んでよかった。どれもとても心に染みる作品だった。私が今まで読んできたあさの作品とは印象が異なり(『MANZAI』なんてホントに大好きだけど、私はきっと大人が読むには読者の年齢層が低めのあさの作品ばかり読んでいたから)「これがあさのさんの実力か!」と感嘆してしまった短編集。最初はあまり期待せずに(失礼!)読み始めたものだから余計に感動。どの話にも感ずるところがあるが、特に一番最後の『この大樹の傍らで』は目が潤んだ。そしてそのラストには、してやられた!これはまた読み返したくなる一冊だ。2010/10/16

銀河

36
すらすら読めるが、話が重い。この世界観をこんなに僅かなページ数で表現してしまうのか!素直に素晴らしいと思う。一話一話、これはどういう設定の話なのか、読み始めに戸惑ってしまった。異世界が多いからか、もの悲しい空気だからか、私の好みではなかったが、勇気を出すこと、正義を貫くこと、嫌われても言いたいことは言わなければいけないこと(胸にチクリときた)など、大切なことをたくさん教えてくれる。「がんじっこ」「孫の恋愛」「しっぽ」が特によかった。2012/09/22

ぶんこ

35
設定が全部違う短編集。 「僕の神様」では、持っていき用で無かった事にされはしないかと、気になってしまいました。 皆さんが続編をという気持ちがよくわかります。 2014/06/17

nyanco

35
青春小説、ファンタジー、SF…と、あさのあつこさんの作品はとても幅が広い。そんなあさのさんらしい、まさに玩具箱のような短編集。『孫の恋愛』は、キツネが主人公なので「狐類史上初めて」「他狐事」「狐徳」なんて言葉も出てきた楽しませてくれるだけでなく、狐たちのキャラクターも良く、ラストにもうっとり…。あさのさんの良いところがギュっと凝縮したような短編集。オススメ!2009/06/21

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