出版社内容情報
大企業の乗っ取りを画策するやくざ、浅沼英造の前に現れた運命の女性とは──。激しい愛と現代社会の裏面を描いた石原文学の至高。
内容説明
三宅島に生まれた男と女を、過去のトラウマが支配する。いかなる喪失もかえりみない、すべてを溶かす官能のストーリー。
著者等紹介
石原慎太郎[イシハラシンタロウ]
1932年、神戸市生れ。一橋大学在学中の1955年に「太陽の季節」で衝撃的なデビュー。翌年、芥川賞を受賞。その後「化石の森」「生還」など数多くの作品を執筆する一方、1968年に参議院議員に当選。後、衆議院に移り環境庁長官、運輸大臣などを歴任。1995年、勤続二十五年を機に国会議員を辞職。1999年、東京都知事に当選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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