我、言挙げす―髪結い伊三次捕物余話

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163272207
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

江戸を騒がす凶悪事件に某大名家の姫君失踪、晴れて番方若同心となった不破龍之進は伊三次や朋輩と共に勇躍、奔走する。一方、お文はお座敷帰りに奇妙な辻占いと出会う…。

著者等紹介

宇江佐真理[ウエザマリ]
昭和24年北海道函館市生まれ。函館大谷女子短期大学を卒業。平成7年「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞し、受賞作を含む連作集『幻の声―髪結い伊三次捕物余話』で一躍注目を集める。平成12年『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞を、翌13年には『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひらちゃん

62
お文のように、もし今の道を選ばなかったら。なんて思う時はある。夢の中だったとはいえリアル。自分で決めて進んだのだから良かったのだと思いたい。多分、心がけひとつ。お文にも伊佐冶にもちゃんと分かってる。いい夫婦です。それなのに…。また降りかかるのね、災難。いくらなんでも酷です。次巻は辛い道になりそうです。2018/10/01

万葉語り

34
シリーズ8作目。不破龍之進が研修で付いた隠密回り小早川様には黒い噂がつきまとう。しかし龍之進にはどうしてもその噂が信じられず・・・思わぬ最後に呆然とする「委細かまわぬ」。不思議な辻占に導かれ、お文の元に実の父から母への贈り物だった翡翠の玉簪が届く「明烏」がオススメ。しかし、最も衝撃的なのは「我、言挙げす」のラスト。伊三次これからどうするんだろう。次へ進む。2016-562016/02/22

星群

31
シリーズ8作目。『いーよ』『お嬢』。もっと小さい頃は、茜に風車を取られて、泣いてた伊与太。二人とも大きくなったなぁとしみじみ。お文が不思議な世界に迷い込む『明烏』とおみつと弥八の揉め事の『雨後の月』がお気に入り。2012/07/16

ドナルド@灯れ松明の火

29
やっぱり宇江佐真理、読み易いったらありゃしない。龍乃進のOJTの先輩同心小早川を描いた「委細かまわず」は良かった。「明烏」ではお文の記憶喪失が切ない。タイトル作「我、言挙げす」では伊三次の長屋が全焼・・・ 早く続きを読まねば。2011/03/08

さなごん

27
龍之進をめぐる話。いろんな人と出会い、成長していく。その中には苦いことも。お文さんの夢の話は切なかったな。最後はちょっとあんまりだった。2015/12/13

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