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あたり―魚信

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163266404
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

舞台はある地方都市。この地方には「奇跡を信じたければ、釣りをするがいい」という言い伝えが残っていたが、それを知る人もいまは少なくなっていた…。思いがけず釣りをすることになった主人公たちが熱中するうちに、小さな奇跡が起き始める。言い伝えは本当だったのか!?次の休日には思わず釣りに行きたくなる物語。

著者等紹介

山本甲士[ヤマモトコウシ]
1963年生まれ。96年『ノーペイン、ノーゲイン』で第16回横溝正史賞優秀作を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫 綺

52
クソ暑い時の一杯の清涼飲料水、心を平静にする一服の精神安定剤のような一冊。川釣りのあたり(魚信)に纏わる、深いい連作短編集6編。清々しく心洗われる。2023/02/26

なな

25
山本さん ほんとに 釣りが好きなんだなー。釣りで いろんな人に出会えるってのも いいことかも。2021/01/25

スナイデル

23
42022/02/12

ろけっと

23
とある地方都市では「奇跡を信じたければ、釣りをするがいい」という言い伝えがある。様々な釣りをする人々の思わずほっとする連作短編集で、それぞれの主人公が他の短編にエキストラ的に登場するのはお得意の手法。最後の短編はなんとも不思議な展開で面白くもあり暖かくもあり。釣りを題材にしているが、実は人情小説で読みやすい。最近忙しくて本を手にする時間が短かったのだが、この本を選んだことに満足。読んで奇跡は起こらなかったが、ホッコリと幸せな気分になった。好きな作家さんです。2010/09/19

まるぷー

19
「奇跡を信じたければ、釣りをすればいい」という言い伝えをもとに近くの小川や湖沼や池での淡水魚釣りを通じての人の関わりを描いた心暖まる短編。就職の失敗やリストラ、引きこもりの人が何気に訪れた場所で釣りをしている常連さんに出会う。釣りを教わりのめり込むうちに自分の生き方を見いだしていく。一心に竿先を見つめることにより、精神に何らかの影響を及ぼし迷いが解ける、その比喩が奇跡を信じるなのかと感じた。最後の河童の出現は不可解だ。平塚のじいちゃんは大丈夫だったのか?2021/10/20

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