バイアウト

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  • サイズ B6判/ページ数 413p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163258805
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

企業買収で動向が注目される投資ファンドとのディールに、音楽会社の名前があがる。それは自分を捨てた父が働く会社だった……。

内容説明

企業価値とは何か?生き残りをかけた戦いが、いま、始まる!「週刊文春」連載時より業界騒然。

著者等紹介

幸田真音[コウダマイン]
1951年生まれ。米国系銀行や証券会社での債券ディーラーなどを経て、95年『ザ・ヘッジ回避』(文庫版は『小説ヘッジファンド』)で作家に転身。タイムリーな経済トピックスをテーマに、熾烈な企業闘争のなかでも矜持を失わない人間たちを鮮やかに描く経済小説界の旗手。雑誌・新聞での執筆活動だけでなく、テレビのコメンテーターやラジオのパーソナリティーとしても活躍。また、政府税制調査会、財政制度等審議会などの委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

16
業買収で動向が注目される投資ファンドとのディールに、音楽会社の名前があがる。それは自分を捨てた父が働く会社だった…。企業価値とは何か。生き残りをかけた戦いが、今始まる! 敵対的M&A時代の到来を描く経済小説。2009/12/19

メイ

13
伝統を引き継ぐだけ、もしくは儲けを上げるだけではなく、買収されてしまうかもしれないという危機感を持つことも問われるようになった昨今の企業経営。 株主に対しての責任や、株価の適切な高め方など。 マーケット出身のフィクション作家だから描ける緊張感のある内容 2024/01/19

しんこい

12
買収にかかわるファンドと叩き上げの経営者、買収される側の社長と腹心、外資系証券会社のやり手と今一歩の営業、親子の愛憎、音楽会社の歌手と友だち、たくさんの副筋を盛り込んで進める手際の良さは見事という感じですが、この長さではどれも収まりきらず。自分としては買収する側が何を考え、買収してからどう動くのかを読みたかったので、ちょっと期待と違いました。2014/11/16

かも

11
★★★☆☆一気に読了。一つの企業の買収をめぐる話。カネ儲け目的のファンド、シナジー目的の企業、それらを仲介する証券会社、創業者、大小の株主、一般の投資家、従業員、その他関わる全ての人間の思惑が絡み合い、利用し利用され、主導権が次々に変わる、先の読めない素晴らしいストーリー。企業とは誰のものなのか、と考えさせられる本。親子の話は少し余計かも。2017/07/26

shirou

10
TOBを題材とした作品。 何となく、イメージできる登場人物のモデル・会社デス。 元証券マンの方が作者という事で、非常にリアリティが有ります。 インサイダーの際どいのなんて、ザラにあるのだろうな・・・と想像してしまいました。 親子関係を持ち込む事で、物語に深みがありますが、個人的にはこの辺りの深堀が足りず、もっと骨太の作品として読みたかったと思います。2013/10/26

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