著者等紹介
白石一文[シライシカズフミ]
1958年、福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。出版社勤務を経て、小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
97
深い眼差しで描かれた愛の物語の数々。静かな時間が流れる中で、確かだけれど不確かな淡い愛情が感じられました。それは不倫だったり、真面目な恋愛だったりとシュチュエーションは異なりますが、心地よい響きに包まれているようです。男性ならではの愛の形ではありますが。2017/05/06
ゆみねこ
40
「20年後の私へ」が一番好き。2009/07/27
みさどん
22
福岡が舞台の短編が4つ。どれも主人公の細やかな日常や感じ方が理解できた。筆者は女性心理の表現がうまいし、確かな起承転結があるのがいい。恵まれない日常でありながら、暗い展開へどんどん進んでいかず、考え方やとらえ方で打破していけるって感じがいいのだな。ラストの本題の作品は、未来が読める先生の存在が効いている。でも、人はこうやって宗教に騙されるんだろうと危うい気もする。目に見えないものの確かさって、自分にはわからないなあ。愛情をいっぱい受けた正平の幸せを願ってやまない。好きな本棚2022/05/25
柊子
10
「ダーウィンの法則」が不快。不倫しているヤツが「愛」だの「スキンシップ」だの、偉そうに説いたところで、所詮説得力はゼロ。何も心に響いてこない。人間という動物にとっていちばん大切なのは「会話」 私はそう思っている。あ、ちなみに63歳の家人と今も寝室は一緒です。スキンシップ・・・? さあ、それはどうだったかな(笑)2012/07/09
ばしこ♪
9
愛情って目に見えないから、信じれなくなる…でも、信じれる人こそ、強く生きていけるんでしょう。目に見えるものばかりを疑い、目に見えないものを信じれるようになりたい!2016/10/28