人生のちょっとした煩い

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163240701
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

亭主が出ていった、二人の子供を抱えて、家賃も払えない…不幸?いいや、ディア、そんなものは、人生のちょっとした煩いみたいなものさ。伝説の女性作家にしてアメリカ文学のカリスマ、待望の第一作品集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mm

24
この本は多分10年位前に読んだはず。その時はあまり響かなかったが、今回は戦慄が走る読後感。ユダヤ人であることをアメリカ在住のユダヤ人はどう受け止めたいのかというなんとなく社会学的問いが発生したのも一つの要因。女性のしなやかさ及び強かさについては個人的に共感度合いか増えたのも一つの要因。後、彼女はふるまいについて書いているが、意味と価値については書いていないという、言語ゲーム理論にそう書き方に感銘を受けたことも一つ。村上春樹さんの解説が素敵なのも背中をグイグイ押して、本棚完全貯蔵版へと移行したのでした。2017/06/03

kazi

22
村上春樹さんの翻訳ということで読んでみました。はっきりいって、難しかった^^; 出版までに短編をあらゆる雑誌に短編を送っては断られたと書いてはあったが、こんな読み込みづらい、独創性の塊みたいな短編集が、ちゃんと刊行されて、広く受け入れられてるアメリカって凄くないですか?(^^;; アメリカ短編文学の懐の広さにぶっ飛ぶね。読んでいる時、レイモンド・カーヴァーとの相似性ばっかりが目について感想に書こうと思っていたのだが、訳者のあとがきで春樹さんが逆にその相違性について書いていて書きづらくなってしまった^^;2024/04/03

Syo

19
なんか変だけど面白い2023/11/02

メセニ

7
『最後の瞬間のすごく大きな変化』を学生時代に読んで、わりに苦手だったんです。文章が。噛み砕けない部分はとことんダメで。で、今回はどうだったかというと、やっぱりダメなんです。ただ、だからって嫌いにもなれないし、こうやって二冊目読むくらいにはずっと気になってて、いつ翻訳されるか知りもしない三冊目が待ち遠しくて仕方ない。不思議ですよね。一体何に惹かれてんだか。ペイリーさんが育児をしながら、暇を見つけてはキッチンのテーブルで書き溜めた短編、雑誌に送ってはことごとく返却されてきた短編、面白いので手に取ってみません?2016/09/25

sashawakakasu

6
難解でした…。また余裕のある時に再読したい。2020/09/17

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