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Dojo―道場

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  • サイズ B6判/ページ数 385p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163231808
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

先輩の神野に頼まれ、空手道場を預かることになった藤堂忠之。空手の腕はちょっとしたものだが、勤め先の広告代理店をリストラされ、再就職活動中の身の、うだつのあがらない男である。神野はなぜか失踪し、苦しい台所事情の中、藤堂は道場を守ろうとするが、道場破りのプロレスラーやロシアの金髪美人など、奇妙な人々が持ち込む難題の数々に、体当たりで挑む。

著者等紹介

永瀬隼介[ナガセシュンスケ]
1960年、鹿児島生まれ。週刊誌記者を経て独立。フリーのジャーナリストとして主に犯罪ノンフィクションを手掛ける。2000年、初の小説『サイレント・ボーダー』を発表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobu A

6
久々の永瀬隼介著書。図書館書架に著者の本が整然と並んでいたので思わず手に取った。本サイトを確認したら3年振りの計20冊目。相変わらずの書き癖「臍下丹田」「バリトン」「踵を返す」「紫煙を吐く」等々と平易な筆致。空手道場を舞台に人間模様が5章立てで綴られている。格闘シーンの緻密な言語化が売りとも言える。他方、最終章で主人公が経済ヤクザに先輩、神野聖司との引き換えに2千万円要求されるが、警察に通報しない点は非現実的。巧みに描写する試合と喧嘩を巡る物語展開や浮き彫りとなる人情を楽しく読了。続編も手元にある。2023/07/30

りちゃ

4
空手好きにはツボの作品。リストラされ道場を任されることになった藤堂。ことごとくいいように利用されてしまう。なんて不器用な人なのかと、中盤までは同情的だったのだが、後半にはあまりの煮え切らない態度にイライラ。しかも、後半になるにつれ、富永氏がいい味をだしてき、バンビや神野の登場などなど・・・藤堂の存在感が薄れてくる(笑)。総じて組手のシーンが堪能できる。2015/07/09

めめぞう

4
おもしろいのに、あまり読まれていないようでもったいない。格闘技、特に空手好きの人におすすめ!リストラされた藤堂は天才空手家の神野先輩の空手道場の留守を預かる。短期間のはずがなかなか戻らない神野。道場の経営再建や道場生のトラブルに頭を悩ませる日々…。映像化するなら、藤堂は空手のできる永井大かTAKAHIROか?2014/05/14

dngr.sach

2
空手家≒脳筋ではないッ そこにシビれる!あこがれるゥ!(Jōjō本文より)←2015/05/18

鈴と空

2
特別「好きだ!」って言いたく(語りたく)なるポイントはない。けど、キャラクターだとか全体の雰囲気だとかは好き。わりと短時間で読んじゃった。2010/03/05

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