内容説明
恐怖と幻想、戦慄の短篇小説。
著者等紹介
中村うさぎ[ナカムラウサギ]
1958年福岡県生まれ。同志社大学英文科卒。OL、コピーライターなどを経て作家に。自らの壮絶な消費生活を綴った『ショッピングの女王』が評判を呼び、エッセイストとしても注目されている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
myunclek
22
うさちゃんゴメン。今月に入り、映画に気が入ってしまい読書ペースがスローダウン。毎日、数ページづつしか読めなかった。のせいか、話が見えず読んだ所を後戻りするようなじれったい状態でしたが、ようやく完読。読み方は悪かったけど、何と、又してもホラーファンタジーでした。グロもあるおとろしい世界を続けて読んで、うさちゃんのお気楽エッセイが懐かしくなりました。2016/11/09
プル
11
ファンの方には恐縮ですが…私には面白くなかった。著者の薄っぺらい部分が醜く露呈した内容。もっと楽しい文章を書かせてあげて欲しい。2018/02/07
よみとも
11
中村うさぎさんというと、軽いエッセイのイメージで、小説書いているのが意外でしたが、読メでもなかなか評判がよかったので読んでみました。これは怖い!妄執の固まりみたいな、グロくてエグい短編集です。苦手な人もいると思いますが、その裏にある人間の哀しさとかやるせなさが伝わってきて、ただグロいだけではない、胸に残る作品でした。でもこれが心に残っちゃう、って私もかなり自分に問題があるのでは…w2014/09/14
kuroro
6
暗いホラー。ホラー要素は軽め、と思う。それよりも人の心の秘めた黒い部分を描いた作品。初めての作家さんだったが好きなジャンルなので一気読み。世にも奇妙な物語あたりで映像化やると楽しめると思いながらサクッと読了。2014/06/13
ぴよっ子@読書停滞中
6
ドロっとした沼のような短編集。最初の「幽霊」と「山上のオンナ」がわかりやすくてよかった。2013/06/16