タンノイのエジンバラ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163214900
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

隣家の女の子を押しつけられたり、実家の金庫を盗みに行くはめになったり。人生には、そんな日がめぐってくるのだ。話題の芥川賞作家、待望の最新短篇集。

著者等紹介

長嶋有[ナガシマユウ]
1972年埼玉県生まれ。東洋大学2部文学部国文学科卒業。会社勤務を経て、2001年、「サイドカーに犬」で第92回文学界新人賞を受賞。同作は第125回芥川賞候補作となった。2002年、続いて発表した「猛スピードで母は」で第126回芥川賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kana

19
長嶋さん2冊目。4つの短編集。特に何か起こるわけでもなく、ありのままの日常を綴っているだけなのになんだか面白い。この独特の雰囲気好きだわ。そして、「タンノイのエジンバラ」なんていう表題もニヤリとしてしまうほど好み。表題作と三十歳が印象深かったけど、何も起こらないので読むたびに自分なりの新しい発見ができそう。なんだか魅惑的な一冊でした。2014/12/12

チェアー

17
毎日起きるイベントは、悲しみという生地の上にぽつんぽつんと置かれたトッピングのようなものかもしれない。どのトッピングを思い出すかは自分では決められない。おいしくなくとも思い出すものはある。ブランドもののスピーカーとか。2020/01/30

れんこ

14
付き合いのないお隣の子供を預かったり、実家の金庫を盗もうとしたりetc.の短編集。淡々と静かな文章が好きです。2017/07/20

アキ

11
好んで読んでいる作家さん。その理由を自分なりに考えてみる…。なんだか遠い昔に経験したことのあるような懐かしさを感じさせる、人物の息遣いや日常風景が、しっくりきて心地よく感じるからなのかも?と。平板な日常ながら、それだけでもない毎日。ざわついた心がありながらも日々、淡々としていたり、と。アオハルはとうに過ぎても、まだ何者でもなかったあの頃の自分の心象風景と重なるからなんだろうか…。2022/02/21

sashawakakasu

8
親が死んだらどういう反応を自分はするんだろうと考えさせられる。たぶん泣くだろ。感想を書くのが難しい。不思議な人々に出会えた。2020/12/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/513266
  • ご注意事項