ハヤカワ新書juice<br> われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか―生物としての人間の歴史

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われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか―生物としての人間の歴史

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  • サイズ 新書判/ページ数 386p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784153200135
  • NDC分類 460
  • Cコード C0245

出版社内容情報

ゴーギャン畢生の大作に導かれながら、人類誕生から現代、未来にいたる私たちの「進化」の道のりを、遺伝子解析など最新の生物学を駆使しながらわかりやすく綴る。人間の真の姿を明かす科学書。

内容説明

「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか」。ゴーギャンはこの問いに畢生の大作をもって答えたが、最近の生命科学は、そのいくらかに回答を見出しつつある。遺伝子解析によってヒトの起源や移動経路が明らかになり、ミラーニューロンの発見によってヒトの卓越した言語機能についてもわかってきた。では一生物種としての人間の未来には何が待ち受けているのか?遺伝子研究や細胞分化研究の第一人者が、科学の立場から「人間の本質」を探る大作。

目次

生命と生命科学
第1部 われわれはどこから来たのか(人類の起源と進化;現代人の起源と出アフリカ;農業と人類の定住化 ほか)
第2部 われわれは何者か(人は生きものである;言語機能)
第3部 われわれはどこへ行くのか(ゴーギャンの魂の叫び;言葉のその後の進化;持続可能な人間の未来を求めて ほか)

著者等紹介

帯刀益夫[オビナタマスオ]
生物学者。薬学博士。専門は細胞生物学、分子生物学。1943年長野県生まれ。東京大学大学院薬学研究科博士課程修了後、エール大学、カリフォルニア大学サンフランシスコ校へ。帰国後は、癌研究所での白血球細胞の分化誘導の研究などを通じて、遺伝子工学研究の基盤をつくる。その後は東京大学薬学部助教授、東北大学加齢医学研究所教授、同所長などを歴任して、現在は東北大学名誉教授、独立行政法人科学技術振興機構プログラム調整室プログラムオフィサー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クリママ

18
ゴーギャンの作品ではなく、生命科学の本。難しい専門用語を使うことなく、読みやすく、わかりやすい。生物としての人間だけでなく、ミトコンドリアによる追跡、チンギス・ハーンの子孫、農業、感染症、戦争、言語、エネルギー等についても書かれており、とても興味深かった。人間ひとりひとりは、連綿と続く遺伝子の乗り物か。2010年に発行されたものだが、今はもっと多くのことが解明されているのではないかと思う。2016/09/03

tetsu

14
★4 タイトルからは哲学的な印象をうけるが、生命科学からのアプローチ。 われわれはどこから来たのか→アフリカから来ました。 われわれは何者か→一般的な生物だったけど、ちょっとした遺伝子のアミノ酸配列の変異で高度に言語機能を進化させた生き物。 われわれはどこへ行くのか→自分の摂取した食物以外からのエネルギーを使う唯一の生物なので、生物学的な秩序を壊しつつ、これからも炭素化合物を燃やす生活がやめられずやばい方向へ行く。 問題はあるが原子力や太陽光などへのクリーンエネルギーへのシフトが必要なのでしょうね。2016/07/22

bapaksejahtera

9
生物としてのヒトの姿、その来し方行く末を哲学的に述べた。後書きで現在の大学の細分化された教育体系を批判しつつシュレディンガーを引用しながら総合的に種としての人間の姿を明らかにしようと努めたとする。まずミトコンドリアやY染色体の変異と分布を元に人類の拡散が述べられる。作物原産地の遺伝子変異が多彩な事は人類も同様で、アフリカは遺伝的に多様との記述には目が醒める。犬猫の歴史等多彩な記述の後、言語機能について多くの頁を割き、この中で生成文法や言語遺伝子等を語る。十年前の著は既に古い知見も多いが名著には変わりない。2021/10/01

konomichi

3
ゴーギャンのこの有名な言葉を軸に、生物進化学、遺伝子学等、最新の様々な分野の学問的成果を武器に使い、シュレーディンガーが指摘した、「危険を冒してでもやるべき仕事」にチャンレンジした野心的な1冊。最新の研究成果も組み入れた高度な内容がわかりやすくサマリーされた素晴らしい1冊。2010/09/24

yahiro

2
生命科学を軸にして、人類の起源から、言語の成り立ちまでを解説している……のだが、いかんせん素人には難解で、通読するのは容易ではなかった。こういうタイプの本は好きなので、ちょこちょこと知っている単語に出くわすが、その前後関係があいまいだったりするので、しっかりと理解できたとはいいづらい。ただ、言語機能に関する記述は比較的わかりやすく、内容も面白かったので、満足。2013/02/07

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