アリエリー教授の人生相談室―行動経済学で解決する１００の不合理

アリエリー，ダン【著】〈Ａｒｉｅｌｙ，Ｄａｎ〉/櫻井 祐子【訳】

早川書房（2016/05発売）

• サイズ B6判／ページ数 264p／高さ 19cm
• 商品コード 9784152096142
• NDC分類 331
• Cコード C0033

出版社内容情報

「転職したら幸せになれる？」「頼まれごとはどう断るべき？」意思決定や人間関係のお悩み相談に行動経済学の第一人者が全力で回答！「転職したら幸せになれる？」「頼まれごとはどう断ればいい？」「旅費の節約と快適な旅、どっちをとるべき？」――行動経済学ブームの火付け役が、読者の素朴な疑問や悩みを合理的に解決する！

ダン・アリエリー［アリエリー ダン］

櫻井　祐子［サクライ ユウコ］

内容説明

行動経済学の第一人者が、読者から寄せられた意思決定や人間関係の疑問と悩みに全力で回答。行動経済学の基本が楽しく学べて、日々の選択にもう迷わなくなる！ウォールストリート・ジャーナル紙の超人気連載の書籍化。

目次

人に頼まれると断れない
就職する前に冒険してみたいけど
転職したら幸せになれる？
レベルの低い環境で一番を目指す？
なぜ外部の人材の方が評価される？
職場のホッチキスが消えない方法
会議中のマルチタスクはバレない？
作業時間が三倍増えたのに喜ばれた
これってコンサル流のトーク術？
告げ口したら嫌われた〔ほか〕

著者等紹介

アリエリー，ダン［アリエリー，ダン］ ［Ａｒｉｅｌｙ，Ｄａｎ］
デューク大学教授。過去にマサチューセッツ工科大学のスローン経営大学院とメディアラボの教授職を兼務したほか、カリフォルニア大学バークレー校、プリンストン高等研究所などにも在籍。また、ユニークな実験によりイグ・ノーベル賞を受賞している

櫻井祐子［サクライユウコ］
京都大学経済学部経済学科卒。大手都市銀行在籍中にオックスフォード大学大学院で経営学修士号を取得（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[けんとまん１００７]

なるほど～と思ったり、そうなのかなあ～と思ったり。それ自体、もしかすると思考の固定化なのかもしれない。１００の相談事から気づいたことは、考えたつもりでも、さらにもう一回考えてみること。視点をずらすること。ただ、これがなかなかできないが、少しずつやることで慣れる。ようは、人が何かをする・しない、判断するということには、必ずなにがしかの理由があるということ。

2020/11/18

[R]

肩の力を抜いて読める楽しい本でした。行動経済学から人生の悩みを解決するという趣旨で、教授が面白おかしく問題を解きほぐしてくれるというもので、頭のいい人はこうやって問題を分解していくのかと目から鱗が落ちるようでした。内容も下ネタを含むジョークがふんだんにまぶされていて、思わず笑ってしまうものもあり、ユーモアとはこういうものかと快哉。しれっと実父とのやりとりが混ぜてあったのも面白かった、先生も人の子のようであり、安心できてしまう。

2017/10/11

[清游@草ぶえの丘で森林浴♨︎]

2016年読了🔹行動科学、結構動画見ていたなーと、見返してます。ダン・アリエリー 「我々は本当に自分で決めているのか？」 http://m.youtube.com/watch?v=9TYtZIbtfBU&feature=related

2022/09/11

[ふろんた]

過去の著作を読んでいたので、アリエリー氏のがどう答えるかを想像しながら読めて楽しい。これから読むと微妙だと思う。

2016/08/06

[くさてる]

行動経済学の視点から解決する、日常の疑問。「ゴシップはなぜ楽しい？」「子供をもつかどうかが決められない」「夜道で女性に警戒されてしまう」などなどの身近な話題が多く、その返答もユーモアたっぷりで軽いので読みやすく楽しめる内容でした。個人的に、行動経済学は読めばなるほど行うは難しというところがあるのですが、この人生相談は面白かった。入門書としておすすめです。

2016/06/28