ダーウィンの覗き穴―性的器官はいかに進化したか

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ダーウィンの覗き穴―性的器官はいかに進化したか

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  • サイズ B6判/ページ数 344p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152095961
  • NDC分類 481.35
  • Cコード C0045

出版社内容情報

生物に備わる交尾のための器官に関する研究の歴史は意外と浅いが、実は多様性のカラフルさでは随一。いまも論争の的である性淘汰と合わせ、生物の不思議と面白さが凝縮されたテーマを明かす1冊。

内容説明

進化論のダーウィンは、世界で一番長い交尾器をもったフジツボの発見者としても著名です。じつは生物学者は古くから、生き物の「秘部」が隠し持つ驚きに圧倒され続けてきました。たとえば…ペニスにバイブレーターを備えたガガンボがいる。クモの雌はイケてる雄とそうでない雄の精子を使い分ける。自分の体長の倍以上の長いペニスを巻尺のようにまるめて収納する甲虫がいる…。性というテーマは進化論上でも論争の激しい分野。この多様性の王国を生物学者のガイドと、驚くべき多数の図版でお楽しみください。

目次

第1章 用語を定義せよ!
第2章 ダーウィンの覗き穴
第3章 体内求愛装置
第4章 恋人をじらす五〇の方法
第5章 気まぐれな造形家
第6章 ベイトマン・リターンズ
第7章 将来の求愛者
第8章 性のアンビバレンス

著者等紹介

スヒルトハウゼン,メノ[スヒルトハウゼン,メノ] [Schilthuizen,Menno]
1965年生まれ。ナチュラリス生物多様性センター(旧オランダ国立自然史博物館)のリサーチ・サイエンティスト、ライデン大学教授。専門は生態学、進化生物学

田沢恭子[タザワキョウコ]
翻訳家。1970年生。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科英文学専攻修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

funuu

17
ティダルレンは小型のクモ、一生に一度しか交尾できない。精巣は精液を一滴だけつくると萎えてしまう。雄は残っている一本の触しにこの一滴を吸い込む。一度しか使えない生殖器の準備を万端にして、雌を探し出して交尾する。ただしチャンスは一回限り。願いを果たすと命も果てる。交尾が終わぬうちに雌が必ず雄を食べてしまうのだ。雌に体をかじられても、雄はじっとしている。こうしているあいだにも自分の触しが雌の生殖孔にまだしっかりとつながっていて、一生をかけて蓄えた精子を雌の体内にせっせと送り込んでいると知っているから。「精子はコ2016/04/29

たお

10
オスメスの繁殖戦略のかなり真面目なお話。だが、下手なエロ本より刺激的な事は間違いない。あらゆる生き物の進化に関わる下半身事情は、切実にして時に残酷、時に滑稽。学術用語で語るエロティシズム。生殖器を語ることこそ、進化を語ることなのだと実感した2016/03/27

SGM

9
性器(繫殖)を見れば進化(個体が自己の遺伝子を次の世代に送り込むことで種の保存といったものではない)というものが具体的に理解され性淘汰や性的対立(セクシャル・コンフリクト)についてもわかってくる。そんな感じの進化生物学の本。ほぼ専門書といってもいいような濃い内容。質より量を重視する雄と量より質を重視する雌のバトルが多くの昆虫など多くの例示とともに示される。カワトンボのペニスは精子をかき出す機能があることが示され人間のペニスも実験によって同じような機能があることが示唆された。おもしろい研究が多い。2022/01/12

やいっち

8
性淘汰は生殖器の進化を促す強い原動力となる…だけに、進化の最前線。雄と雌とは、犯し犯される(愛し愛される)関係にあり、しかも、望まれる雄や雌は少なく、虎視眈々と狙う雄(や雌)は多い。だから、そこに苛烈な静穏競争のドラマが繰り広げられる。性器(生殖器)の、想像を絶する多彩な世界に眩暈がしそうなほど。性の深淵はとてつもなく深い。本書を読んでいて、どんなエロやエロスを謳う本(写真)より圧倒的にエロチック。体の数倍もあるペニスを雌の体に挿入して、覚える快感の度合いはどんな人間も味わったことのないものだろう。2016/09/15

長岡紅蓮

7
昆虫や動物などの性的器官がどのように進化してきたのかを解説した書籍。交尾とは交尾器を挿入するものという解釈をしていたが、虫のなかにはそのような交尾を行なっていない種も存在するというのが驚きだった。本全体として酒のつまみ話には最適そうな内容。もちろん、真面目な意味でですよ(笑)?2018/08/19

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