出版社内容情報
矢野誠一が『悲劇喜劇』にて三年半の連載で綴った小幡欣治を通した交遊録。劇作家で盟友だった小幡欣治との五十年の交誼を通してみえた数々のエピソード。矢野誠一の自伝ともいえる珠玉の一冊。
内容説明
「人間、五〇過ぎたら順不同」という小沢昭一の名言が身にしみるほど、多くの友人知人を失ってきた。しかし「小幡欣治からはそれらの人に倍するものを教えられた」とする矢野誠一が、五十三年に及ぶ交流をさまざまな角度から回想していきます。交遊録のみならず、半世紀前の東京、当時の文化、背景も鮮やかによみがえります。
著者等紹介
矢野誠一[ヤノセイイチ]
藝能評論家。1935年、東京生まれ。新劇小劇団の演出部員などをへて、62年、戦後の名人を集めた「精選落語会」をプロデュース。67年、「上方寄席’67」「東西交流落語会」の制作・企画で芸術祭奨励賞。その後、落語をはじめとする藝能評論、評伝、エッセイを執筆。96年、『戸板康二の歳月』で大衆文学研究賞。2006年、スポニチ文化芸術大賞優秀賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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