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シャーロック・ホームズの思考術

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  • サイズ B6判/ページ数 398p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152094322
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C0098

出版社内容情報

あなたもホームズと同じ思考能力を持つことができる。シャーロッキアンである心理学者・ジャーナリストが、最新の神経科学と心理学の成果から名探偵の推理の秘密に迫り、その実践方法を伝授する

内容説明

名探偵シャーロック・ホームズ。その思考術は、誰にも真似できない。―いや、できる。シャーロッキアンでもある心理学者・ジャーナリストが、最先端の神経科学と心理学の成果をふまえ、アーサー・コナン・ドイルのホームズ物語から豊富な実例を取り上げて示す、頭脳のよりよい働かせ方。

目次

第1部 自分自身を理解する(科学的思考法;脳という屋根裏部屋―そこには何があるのか)
第2部 観察から想像へ(脳という屋根裏部屋にしまう―観察のもつ力;脳という屋根裏部屋の探求―創造性と想像力の価値)
第3部 推理の手法(脳という屋根裏部屋を操縦する―事実からの推理;脳という屋根裏部屋をメンテナンスする―勉強に終わりはない)
第4部 自己認識の科学と手法(活動的な屋根裏部屋―すべてをひとつにする;私たちはただの人間でしかない)

著者等紹介

コニコヴァ,マリア[コニコヴァ,マリア] [Konnikova,Maria]
ハーバード大学を卒業し、コロンビア大学で博士号を取得(心理学専攻)。2013年に刊行した初の単著である『シャーロック・ホームズの思考術』は“ニューヨーク・タイムズ”紙ベストセラーとなり、現在16カ国語に翻訳されている。ニューヨーク在住

日暮雅通[ヒグラシマサミチ]
1954年生、青山学院大学理工学部卒、英米文芸・ノンフィクション翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨクト

28
ホームズはみんなのアイドルなので、ホームズの名を冠しただけの薄い雑学本が多く存在するが、本書はホームズとワトソンを例にとってしっかりとした心理学的思考解説を行っている。ホームズは書物の中の住人だから書物の外の住人である僕達が全てマネできるかというと、それは難しいが、ちょっとした意識改革で思考は大きく変容する可能性がある。「マインドレスネス」から「マインドフルネス」へ。ワトソンのディスられ具合がすごいが、それがまたホームズ&ワトソンコンビの良いところなんだよね。さぁ、考えてみようワトソン君。2014/03/12

18
シャーロック・ホームズが好きな人、心理学に興味のある人なら必ず気にいるであろう一冊。ホームズは常人よりも頭が良いから優れた推理ができるし、たくさんの難事件を解決できると思っていたがそれは違う(少しは関係あるかもしれない)ということがわかった。ホームズが優れているのは頭の良さではなく、タイトルにある通り「思考術」なのだ。そしてその思考術は努力すれば誰でも身につけることができる。この本では思考のベースとなる二つのシステムに「ワトスン」と「ホームズ」の名を冠しているが、わたしは「ワトスン・システム」の使い手だ。2020/11/28

月夜乃 海花

17
ホームズの思考はどのようになっているかを神経科学と心理学で検証した本。一般の人間の考え方をワトソン式、ホームズの考え方をホームズ式として分けているのが面白かった。 ホームズの考え方は実際の人生で役に立つのではないか?コナンドイルは実際にホームズの考え方をして、活躍したこともあれば大事なことを見逃してしまったことがある。 ホームズは架空の人物だけれど、コナンドイルはかつて存在していた人だから。 頑張ったらホームズの考え方ができるようになるのかもしれない。2018/07/08

Nwshina

10
三時間三十分ほどで読了。有名なシャーロックホームズについて解説、心理学観点から分析した本。ホームズを知らない人でも大丈夫な構成なため、純粋に思考力を高めたい方もおすすめ。ワトスンとホームズの考え方が比較されていて、より分かり易い。『知識を積極的に活用するためには、さまざまな情報が機会あるたびに屋根裏部屋に入れられていると気付かなければならない』…長期記憶を屋根裏部屋と表現し、想像しやすくしているのだ。頁数が多く、時間に余裕がある時がちょうどいいかも。結構面白かった部類。名探偵の思考に迫る。己を高める一冊。2022/02/07

袖崎いたる

10
ホームズをダシに心理学…というより脳科学よりな知見を披瀝する自己啓発本。ときおり牽強付会なうざったさを覚えるも、言っていることはまとも。読み手次第では陳腐なビジネスライク本になるかもしれない嫌いもある。カタカナでわざわざ訳してくれてるキーワードには躓いた方が身のため世のため人のため。2017/11/11

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