滅亡へのカウントダウン〈上〉―人口大爆発とわれわれの未来

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滅亡へのカウントダウン〈上〉―人口大爆発とわれわれの未来

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  • サイズ B6判/ページ数 357p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152094254
  • NDC分類 334.3
  • Cコード C0040

出版社内容情報

今世紀中に一〇〇億人を超える世界人口。はたして地球は増え続ける人類を支えきれるのか? 深刻化する「人口爆発」の実態に迫る傑作

四日半ごとに一〇〇万人の割合で増加し続ける人口は、地球環境にいかなる影響を及ぼすのか? 少子高齢化のなかで繁栄を保つ日本を始め二〇余カ国で徹底取材。『人類が消えた世界』を超える傑作

内容説明

加速する温暖化、続発する異常気象、生物多様性の喪失―こうした環境問題の根本に過剰な人口があるのだとしたら、すべての文化圏に属する人が納得できる人口抑制の方法はあるのだろうか?さらに、絶え間ない人口拡大と成長に依存しない新しい経済システムを設計することは可能なのか?果たしてわれわれは、今後も存続していくことができるのだろうか?世界的な環境ジャーナリストが中国、ニジェール、インド、ヴァチカン、日本など20余カ国を旅しながら考える。人口学者、生態学者、経済学者、宗教指導者ら、あらゆる人々の肉声から見えてくる未来とは?人類が直面する今世紀最大の問題に迫る必読のノンフィクション。

目次

第1部(疲弊した土地が提起する四つの疑問―イスラエルとパレスチナ;はち切れそうな世界―さまざまな限界;人員総数と食料のパラドックス―エーリックとボーローグ;人口扶養能力と揺りかご―地球にとっての適正数)
第2部(島の世界―イギリス;教皇庁―ヴァチカンとイタリア;人間に包囲されたゴリラ―ウガンダ;人間の長城―中国)
第3部(海―フィリピン;底―ニジェール)

著者等紹介

ワイズマン,アラン[ワイズマン,アラン] [Weisman,Alan]
アメリカのジャーナリスト。1947年ミネアポリス生まれ。ノースウェスタン大学でジャーナリズムの修士号取得。著書『人類が消えた世界』(2007年、邦訳は早川書房刊)は、『タイム』誌の2007年ベストノンフィクションに選出されたのをはじめ、Amazon.comやiTunesオーディオブックの年間ベスト(ノンフィクション部門)でも第一位を獲得し、34の言語に翻訳される世界的ベストセラーとなった。さらに全米批評家協会賞、レイチェル・カーソン賞など多くの賞の最終候補にもなり、中国国家図書館の文津図書賞を受賞している

鬼澤忍[オニザワシノブ]
翻訳家。1963年生まれ。成城大学経済学部経営学科卒。埼玉大学大学院文化科学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

武夫原

7
興味深い内容ではありますが、読みにくい文書のような気が。各章が個別別個の内容で、全体としてつながらない。全体としてのテーマは題名そのままなんだけど、まとまりがない気がするな。2017/07/05

BLACK無糖好き

7
「人類が消えた世界」の著者が、現実的だが余りにも深刻な問題に取り組んだレポート。過剰な人口による地球温暖化の加速、生物多様性の喪失。「将来においてどんな種と生態系が存続するかを研究することだ。ほとんどの科学者が触れたがらない、極めて不快な問題が持ち上がる・・・最も保護に値する重要な種はどれだろうか」(p140)というようなシリアスな文言も登場する。性と生殖に関する問題、政治・信仰の関係等、倫理的な要素も絡んできてもうお手上げな気にもなります。人類は何処へ向かうのか?2015/04/27

GASHOW

7
人類は、すでに定員オーバー。現在、70億人ですが、エネルギー換算から許容人口を簡単に試算すると、20億人。1900年代の生活水準にした、場合だ。中国の一人っ子政策を笑いがちですが、自然環境からの人口抑制よりは、賢いという。人類は、どうなるの?2014/04/29

うえはらちから

6
かなり重厚な内容でようやく上巻を読破。内容のせいか、訳のせいか読みにくい感じもあったのが残念。さて、人口増加に我々はどう立ち向かっていくのか。答えはない。ネットでささやかれている人口削減計画なる陰謀論もこれを読むとむしろ善意にすら思えてくる。2014/04/14

ゆーみん

5
人口の増加と平均寿命の上昇はこれまでの科学がもたらした成果であることは間違いないと思うが、その一方で、それらが環境にとてつもない負荷をもたらし地球を破滅に追い込んでいるという皮肉な展開である。日本では少子化問題が取り上げられて久しい。環境面からは悪くないことなのであろうが、経済面からは良くないことなのであろう。今一度、「持続可能」をキーワードにこの問題を再考する必要があると思う。2014/10/26

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