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ワニの黄色い目〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 497p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152092502
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

内容説明

パリ郊外に住むジョゼフィーヌ(ジョー)は、中世フランスの研究をしている引っ込み思案な女性。娘二人と夫との家庭は、平凡ながら幸せなはずだった。夫が愛人と家を出るまでは。家計のやりくりに困ったジョーは、くじけそうになりながらも、必死に仕事に励む。そこに、自信家で美人の姉イリスが、予想外の提案をする―「ジョー、わたしのかわりに小説を書いて」と。悩みながらも道をきりひらいていく女性を描き、フランスで圧倒的支持を受けた波瀾万丈なサクセス・ストーリー。

著者等紹介

パンコール,カトリーヌ[パンコール,カトリーヌ][Pancol,Katherine]
モロッコのカサブランカに生まれ、4歳のときフランスに帰国。大学卒業後は語学教師を経てジャーナリストとなる。1979年に初の小説Moi d’abordを発表。その後、ニューヨークに渡り、コロンビア大学でクリエイティヴ・ライティングを学ぶ。2006年に発表された『ワニの黄色い目』は、続く第二巻・第三巻とともにフランス人女性に熱狂的な支持を受けた

高野優[タカノユウ]
1954年生、早稲田大学政治経済学部卒、高野優フランス語翻訳教室主宰、フランス語翻訳家

池畑奈央子[イケハタナオコ]
筑波大学比較文化学類卒、ロンドン大学修士課程修了、フランス文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シェリー

18
面白い!!フランスでミリオンセラーになったのも頷ける。登場人物たちの多彩な生き様が各々の視点から描かれていて、どんどん引き込まれ、まるで連続ドラマを見ているよう。章の切り替わりで、続きが気になってしまい、しおりが挟めない。後半の展開、シリーズ2作目、3作目が楽しみで仕方がない。2018/10/10

Heart

17
お気に入りさんが読んでいたので気になって図書館で借りてきました。(’-’*)♪読みやすくて、フランスが舞台なので物語の雰囲気もオシャレで、表紙も可愛らしくて私好みの作品だった(*´ー`*)♥物語の主人公ジョーがとても好き。ジョーの娘、オルタンスとゾエも可愛らしくて癒される。下巻も楽しみ。(’-’*)♪2015/11/06

寧々子

16
失業中の夫に愛人がいたことがわかり、追い出してしまったジョーは、これからは一切合財すべて自分が仕切っていかなくてはならなくなり途方に暮れます。 だってジョーは自分に自信がなく悪い方にばかり考えて、スグに恐くなってしまうから。 けどジョーが漠然とどうしようもなく恐くなっちゃう気持ちはわかるなぁ~ ジョーの気持ちが手に取るようにわかるのは彼女の独白がちりばめられいるから。 ジョーだけでなく視点が次々と入れ替わるので登場人物達が何を思っているのかわかる。 だからジョーを取り巻く人々の人生がみんな気になっちゃう~2013/12/12

tom

11
フランスでバカ売れという帯にひかれて借りてきた。夫が浮気、怒りに駆られて追い出してしまった妻が子ども二人を抱えて途方にくれているところから始まり、12世紀フランスを舞台にした小説を書き始めるというところまでが上巻。登場人物の動きも面白く、テンポが速い。コメディ映画を見ているみたいで、こういうのがフランス的なのかねえと思いながら下巻に。こういう本は、意外によろしいものかも。2012/09/27

ぱせり

7
アクの強い登場人物がぞろぞろ。ついていけるかなあ、と一抹の不安を覚えたけれど、ページを繰っているうちにどんどん引き込まれていく。肉食系の女たちにめまいがするけれど、ちょっと突き放した気持ちでおもしろく見物。男たちの軟弱さ・だらしなさが笑いを誘う。ジョーが初めての小説の構想を練っているところ、わくわくして、とても好き。彼女の小説の行方も楽しみに、下巻へ。2012/01/08

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