出版社内容情報
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内容説明
交易なくして農耕は成り立たなかった!「自給自足」はいかなる豊かさも生み出さない!都市化と化石燃料と化学肥料がもらたらされたからこそ、労働・生活環境は向上し、食糧危機を免れ、しかも自然をここまで保つことができた!そして技術革新を促すのは、資本でも知的財産権でも政府でもなく、「共有」である―。人類史上の各種の定説や常識を、著者は膨大な資料とデータにもとづいて次々と覆していく。人類の歴史はつまるところ革新の歴史だ。そしてイノベーションは累積的に拡大する。では、これらを踏まえた先にわれわれを待ち受ける未来とは?名著『やわらかな遺伝子』の著者が、圧倒的な説得力で謳いあげる「合理的楽観主義」宣言の書。
目次
第5章 都市の勝利―五〇〇〇年前からの交易(承前)
第6章 マルサスの罠を逃れる―一二〇〇年以降の人口
第7章 奴隷の解放―一七〇〇年以降のエネルギー
第8章 発明の発明―一八〇〇年以降の収穫逓増
第9章 転換期―一九〇〇年以降の悲観主義
第10章 現代の二大悲観主義―二〇一〇年以降のアフリカと気候
第11章 カタラクシー―二一〇〇年に関する合理的な楽観主義
著者等紹介
リドレー,マット[リドレー,マット][Ridley,Matt]
1958年、米国ノーサンバーランド生まれ。オックスフォード大学モードリン・カレッジを首席で卒業後、同大で博士号(動物学)を取得。その後「エコノミスト」紙の科学記者を経て、英国国際生命センター所長、コールドスプリングハーバー研究所客員教授を歴任。英国王立文芸協会フェロー、オックスフォード大学モードリン・カレッジ名誉フェロー。リチャード・ドーキンスらと並ぶ科学啓蒙家として世界的に著名で、その執筆活動により全米科学アカデミー図書賞、デイヴィス賞を受賞
大田直子[オオタナオコ]
翻訳家。東京大学文学部社会心理学科卒
鍛原多惠子[カジハラタエコ]
翻訳家。米国フロリダ州ニューカレッジ卒(哲学・人類学専攻)
柴田裕之[シバタヤスシ]
翻訳家。早稲田大学・Earlham College卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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