ハヤカワ・ミステリワールド<br> オランダ宿の娘

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ハヤカワ・ミステリワールド
オランダ宿の娘

  • 葉室 麟【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 早川書房(2010/03発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152091192
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

江戸参府のオランダ使節団が、自分たちの宿「長崎屋」に泊まるのを、るんと美鶴は誇りにしていた。文政五年、二人は碧眼の若者、丈吉と出逢い、両国の血をひく彼と交流を深めてゆく。まもなく、病人のために秘薬を探していたるんは、薬の納入先を聞きつけた丈吉と回船問屋を訪れる。が、店に赴いた彼らが発見したのは男の死体だった。さらに数年後シーボルトをめぐる大事件が起こり、姉妹はその渦中に。

著者等紹介

葉室麟[ハムロリン]
1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒。2005年『乾山晩愁』で第29回歴史文学賞を受賞し、作家デビュー。2007年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞を受賞。2009年『いのちなりけり』が第140回直木賞候補、同年『秋月記』が第141回直木賞候補と第22回山本周五郎賞候補、2010年『花や散るらん』が第142回直木賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤枝梅安

54
鎖国時代の江戸に「外国」があった。それが長崎屋。この店というか出島江戸出張所の娘2人が主人公。シーボルト、間宮林蔵、遠山金四郎を登場させ、有名な事件と、長崎屋の娘の思いを織り交ぜた物語。ただし、フィクションの部分が弱い。この作家は女性の描き方が苦手、という気がする。全体として気合不足。60ページ12行目「誰が長崎屋に行くのか」は明らかに「会津屋」の誤り。読んでいてもどかしささえ感じる。次作に期待するのみ。2010/10/28

ゆみねこ

38
江戸に参府するオランダ使節団が宿泊する「長崎屋」のるん・美鶴の姉妹を中心に描かれた物語。シーボルト事件を絡め、歴史上聞き覚えのある人物が多々登場してきてそれなりに楽しめたものの、火事・妙心尼などを絡めると話の筋がぼやけた感が。るんの生き方は、葉室さんの作中にしばしば登場する凛とした女性ではあるけれど、やや印象が薄くなったのが残念。2013/04/03

rena

33
江戸時代、オランダ人が江戸の宿とした長崎屋の娘2人るんと美鶴とオランダ人と日本人の間の子丈吉や蘭学を学んだ駒次郎や長崎屋の手伝沢之助を中心に恋模様も切なく当時の幕府とオランダ、また中国(唐人)の貿易の様子、シーボルト事件に係わる人の悲劇など事件の謎解きもあり一気に読めた。前に読んだ風渡るより物語の登場人物も少なくて焦点が絞れ楽しめた。 シーボルト事件の真相など自分でもこの本をきっかけに調べてみたくなった。雪の結晶は見た目と違い人の心と同じで外から見ただけで真の心は読み取れない。とのくだりは印象的だった。2017/03/04

カピバラ

29
素晴らしかった。シーボルト事件を軸に、オランダ宿の、るんと美鶴の娘とそれを取り巻く人々、役人、海蛇一団…はらはらしつつ、ほろりとさせられまさした。帰国後、シーボルトがお滝さんとイネを思うシーンにも泣けた。2015/02/04

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

26
図書館**時代小説・ミステリ**文政五年、幕府のオランダ使節団が自分たちの宿に宿泊することを密かな誇りにしていた、るんと美鶴。ある日、奇病の治療薬を求めて出向いた先で、男の死体を発見する。これが天下を揺るがす陰謀に繋がるなど、知る由もなかった・・・――シーボルト、間宮林蔵、遠山の金さんなど、史実の人物を交えてオランダと日本を繋ぐ国際交流最先端の地"長崎"でロマンとサスペンスに満ち溢れた活躍を見せる傑作!オランダを国ではなく、長崎の先に住む見えない隣人として捉えていた当時の日本人の誠実さが素晴らしい!良書!2013/04/18

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