内容説明
“名無しの男”からオスカー監督へ。稀代の映画人の光と影を浮き彫りにする決定版伝記。
目次
第1部 放浪生活から俳優の道へ
第2部 俳優から監督へ
第3部 オスカーへの道のり
著者等紹介
エリオット,マーク[エリオット,マーク][Eliot,Marc]
ケーリー・グラント、ロナルド・レーガン、ジェームズ・スチュワートなど映画俳優の評伝や、ポップカルチャーに関する著作で知られるノンフィクション作家。ニューヨーク、ウッドストック、ロサンゼルス、アジアを行き来しながら、執筆活動を続けている
笹森みわこ[ササモリミワコ]
上智大学外国語学部英語学科卒。翻訳家
早川麻百合[ハヤカワマユリ]
立教大学文学部英米文学科卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koji
2
クリント・イーストウッドが、これだけ長く第一線で活躍し、しかも60歳を過ぎてうなぎ上りに評価を高めているのは、まさに奇跡。しかし本書を読むと、クリントの強靭なまでの成功への強い意思と、時代を読む眼と、脚本を気に入るまで練り直す執着心と、俳優・監督等の徹底的統率が理由と納得しました。ところで、これだけ私生活が破天荒で成功を治められるのは、もう彼が最後でしょう。2010/03/06
takao
1
ふむ2021/03/14
macau3
1
日本公開の映画で見ていないものはないな、私のベスト3は『続夕陽のガンマン』(何度見たかわからない)『白い肌の異常な夜』(ミザリーはこれをヒントにした?)『ミリオンダラー・ベイビー』(悲しすぎて2回しか見ていない)2014/05/31
深川拓
1
イーストウッドの半生を、本人へのインタビューに頼ることなく、主演・監督作品の評論や関係した女性達の証言も踏まえて綴ったもの。それ故に、単純に出演作に描かれるようなヒーローではなく、カーメル市長として手腕を振るった人格者としてでもなく、多くの女性問題を起こしダーティな行動にも及んでいた、闇も抱えた人物であることをきちんと剔出していて、読み応えあり。本書を読むと、実は現在こそイーストウッドの最盛期であることに気づかされます。最近の作品に魅せられたファンは必読。2010/09/23
キミ兄
0
クリントイーストウッドの半生記。ネガティブな情報も遠慮なく掲載。 ☆☆☆☆☆。2010/06/01