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Hayakawa novels
灰色の嵐

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152090386
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

大金持ちの有名人、ハイディ・ブラッドショーがスペンサーを訪れ、娘の結婚式で自分のそばについていてほしいと頼んできた。奇妙で曖昧な依頼を怪しみつつも、スペンサーはスーザンとともにマサチューセッツ沖のハイディ所有の孤島へと赴く。豪華な顔ぶれの招待客が島に集まってくるなか、スペンサーは思いがけない人物を見かける。かつてスペンサーを殺しかけ、のちに協力しあったこともある因縁のガンマン、“灰色の男”であった。華やかな結婚式にはそぐわない殺し屋の存在に不吉な予感がみなぎる。ハリケーン級の嵐が荒れ狂うなかで式は強行されたが…。式がクライマックスにさしかかったそのとき、招かれざる客・灰色の男はマシンガンで武装した部下を率いて現れた。銃撃、誘拐そしてスーザンを守ることを最優先したスペンサーを残し、灰色の男は大型ヘリコプターで逃走する。灰色の男の彼らしからぬ劇的な犯行。また、依頼人ハイディは非常事態に取り乱した様子もない。灰色の男が現われる場所にスペンサーが呼ばれていたのは本当に偶然なのか。不審を抱いたスペンサーは、独自に調査を開始した。死闘を演じた過去にもかかわらずお互いを理解し合ったかに思われたスペンサーと灰色の男。やはり相容れぬ敵同士でしかありえないのか―。謎の男の核心へ分け入るスペンサーの調査は、意外な真実へとたどり着く。

著者等紹介

パーカー,ロバート・B.[パーカー,ロバートB.][Parker,Robert B.]
1932年生まれ。ボストン大学でハードボイルド作品に関する論文で博士号を取得。1973年に私立探偵スペンサーが登場する『ゴッドウルフの行方』で作家デビュー。1976年の『約束の地』でアメリカ探偵作家クラブ世界最優秀長篇賞を受賞し、2002年には同賞の巨匠賞を受賞した

加賀山卓朗[カガヤマタクロウ]
1962年生、東京大学法学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タナー

5
発売されてすぐに読んで以来、およそ5年半ぶりの再読。過去に一度スペンサーを殺しかけたタフで非情な男ルーガーが、思わぬ形で事件に関わっている。このシリーズが一時期少し重く感じた頃があったが、今作あたりから初期のハードで爽快な雰囲気を取り戻したような感がある。発売当初は二日で読んだが、今回は四日で読了。やっぱり何度読んでも面白い。他の本も読みながらシリーズを再読しているが、残すところあと三作。やはり新作が読めないのは、長年のファンにとっては寂しいものだ。また数年後、さらに再読することになるだろう。2015/03/31

けんちゃん

4
スペンサーとホークの篤い信頼関係と絶妙なトークは今回も健在!灰色の男が血の通った男だったことも判明!つまらない事件でもこんなに面白い小説になるのが不思議・・・2009/11/28

GAKU

3
私の大好きな作家、ロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズ。 何度目かの再読です。 ハードボイルド好きの方で、未読な方は是非読んでいただきたいです。2015/06/02

しろ

3
癖があって決してうまくないけど味があった訳者の菊池光が死んでしまって寂しく思っていたら、今度はロバート・B・パーカー死亡のニュース。この作品のできばえについては何も言うまい。合掌。2010/02/28

tai65

2
星4・52018/08/10

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