万物を駆動する四つの法則―科学の基本、熱力学を究める

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  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152090072
  • NDC分類 426.5
  • Cコード C0042

出版社内容情報

熱力学は科学の基本。文系で言うと、シェイクスピアの訳本が読めるレベルだ。熱とは、仕事とは、エントロピーとは何か……あらゆる自然科学に顔を出すこの分野の基本四法則を克明に解説した必読入門書

内容説明

温度の本質とは。永久機関はなぜありえないのか。エントロピーとは何か…こんな疑問を扱う熱力学には、実はあらゆる変化の本質が凝縮されている。名作『ガリレオの指』『エントロピーと秩序』の名匠アトキンスが贈る、珠玉のポピュラー・サイエンス。

目次

1 第0法則 温度の概念(「系」とそのふたつの特性;「平衡」という概念と温度 ほか)
2 第1法則 エネルギーの保存(エネルギーと仕事;内部エネルギー ほか)
3 第2法則 エントロピーは増大する(熱力学第2法則の重要性;第2法則のふたつの表現 ほか)
4 自由エネルギー どれだけ仕事に使えるか(仕事にかんする熱力学的特性はないのか?;ヘルムホルツ・エネルギー ほか)
5 第3法則 ゼロには到達できない(第3法則の意義;有限のはしごを使っても、無限には到達できない ほか)

著者等紹介

アトキンス,ピーター[アトキンス,ピーター][Atkins,Peter]
1940年生まれ。オックスフォード大学化学教授、リンカーン・カレッジ・フェロー。専門は物理化学。世界的に著名な化学教科書の著者として知られるが、ポピュラー・サイエンスの書き手としても名高い

斉藤隆央[サイトウタカオ]
1967年生まれ。東京大学工学部工業化学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nbhd

17
数式なし、縦書きの熱力学。けっして簡単な内容ではなかったけど、縦書きならではの直観的な理解を与えてくれるところが多々あった。のちのち噛み砕きたいお言葉を並べておこう。①仕事とは、力に逆らって何かを動かすことだ。②熱するとは「透熱性の壁を通して所望の方向へエネルギーが流れるよう温度差を作り出す」こと。③仕事は、環境の原子に一様に運動させる。熱は、環境の原子に無秩序な運動をさせる。④エントロピーはエネルギーの「質」の尺度となる。エントロピーが低ければエネルギーの質が高く、エントロピーが高ければ質が低い。2021/07/14

たばかる

11
一般向け物理学(熱力学)教養本。著者が教科書や一般書の執筆に長けているようで、本書でもちょうど良い難易度で解説がなされる。テーマは熱力学の4っつの法則+ヘルムホルツエネルギー•ギブスエネルギー。熱力学の接点として、或は基礎事項の確認や最新情報の更新など読む用途は多様そう。2019/04/30

東雲そら

5
タイトルと「熱力学第二法則は教養でありシェークスピアを知らないのと同じだ」少々大袈裟な著者の煽り文句に釣られ、エントロピーに関する事柄にも興味があるので読んでみました。(それと早川書房だったので)▼エアコンや冷蔵庫の熱移動の運動エネルギーから始まり、SF作品などでも目にする「エントロピー」とは何かを、例をその都度挙げて図解入りで説明してくれているので、丁寧でわかりやすいと感じました。数式も少ないのでおそらく初めての方でも、メモは取ったほうが良いと思いますが、理解できる内容です。2019/01/28

studious0404

4
前回読んで感動が大きかったから、その面白さだけ記憶に残っていたが、再読してみると、まるでポピュラーサイエンスじゃない。改めて読むことでより熱力学の知識の補完ができたし、新たな感動もあった。やっぱり目に見えないからこそ熱って面白い。2022/01/27

koz

4
2013年 絶対零度以下のガス実現のニュースもあり「温度とは何か」から復習。UCLA/オクスフォードで物理化学の教鞭を執った著者の説明は分かりやすく何より面白い。蒸気機関というエンジニアリングから発達したこの学問の科学史的な面も興味深く読んだ。論争の末、鬱病に苦しみ自殺したボルツマンの墓碑銘に刻まれた、S=klogW は量子論への道を開いた。負の絶対温度でのボルツマン分布やそれを利用した機関の可能性についての言及もあり目的にかなう良書であった。2014/01/13

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