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Hayakawa novels
昔日

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  • サイズ B6判/ページ数 321p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152089854
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

その依頼人の何かが、スペンサーのどこかに触れたのか。妻の不倫を疑い、素行調査を依頼してきた男に、かつてスーザンとの別れに苦悩した自らの日々を重ねたスペンサーは、日頃はさほど力を入れない浮気調査に力を注ぐ。ホークの手まで借りた調査の結果、大学教授をつとめる妻は、やはり同僚と浮気をしていたことが判明する。だが、動かぬ証拠をつかもうと盗聴器まで使ったスペンサーの調査は、意外な事実を掘り当ててしまった。浮気相手の教授に、ただならぬ背景があるようなのだ。そのことは伏せ、調査結果のみを夫に伝えはしたが…やがて、当の妻が射殺される事件が起き、夫も行方不明となってしまう。思わぬ展開に、警戒を強めるスペンサーは、助っ人のガンマンたちを呼び集める!過去の自分と向かい合うスペンサーの苦悩をも描いた、渾身の傑作。

著者等紹介

パーカー,ロバート・B.[パーカー,ロバートB.][Parker,Robert B.]
1932年生まれ。ボストン大学でハードボイルド作品に関する論文で博士号を取得。1973年に私立探偵スペンサーが初登場する『ゴッドウルフの行方』で作家デビュー。1976年の『約束の地』でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞し、2002年には同賞の巨匠賞を受賞した

加賀山卓朗[カガヤマタクロウ]
1962年生、東京大学法学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bapaksejahtera

13
35作目。スペンサーに妻の浮気調査の依頼。依頼人はFBIの調査員であった。果たして妻は勤め先の男とできていたし、浮気男は夫の情報を探っていた。FBI皆ハードボイルドの筈はないがやや情けない。そのうちに妻とその夫が別々に殺される事件が起きる。浮気男は反体制組織のトップでFBIの警戒リストに載っていた由。スペンサーはFBI支局長の黙諾の下、いつもの屈強の友人達の無償の協力を得て強引な事態解明に入る。犯人の背景組織収入及び活動について記述が乏しく、今頃蒸し返されるスーザンとの結婚話とホークらの活躍振りが専らの筋2023/06/24

熊猫

5
訳あって(ry これは事件ではなくて、スペンサーとスーザンの関係を読む話。2016/11/23

魔魔男爵

4
9.11後のスペンサーものとしてテロリストは国家に抑圧された貧乏人の味方だと言う視点が素晴らしい!2009/11/27

聖月

3
◎妻の浮気を疑う依頼人の登場で幕開け・・・意外に謎は深まらず、ただ今回の一連の背景と、かつて主人公スペンサーとスーザンとの関係に亀裂が入ったことの背景が、被るのか被らないのかよくはわからないが、いちいち結びつけるスペンサーとその仲間たち・・・最後は、またしてもスペンサーがお仲間ガンマンたちに集合をかけての大団円。う~む、このシリーズ、評者の未読本はたくさんあるのだが、今回のこの一冊は新味のない一冊と断言していいのかもしれない。2009/07/01

tai65

3
☆4つ2009/02/19

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