Hayakawa novels
NEXT―ネクスト〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152088536
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

これは決して絵空事ではない。事実とフィクションを一体化させ、遺伝子研究がもたらす驚愕の未来図を描く最新作。

著者等紹介

酒井昭伸[サカイアキノブ]
1956年生、1980年早稲田大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レイス

3
悪者は共倒れし、ラスボスは遺伝子に負け、デイヴとジェラールはハッピーになれたようでうまく物語は終わった。何が言いたかったのか、著者のあとがきを読んで現実は終わってないのだと知る。ドキュメンタリーのようでそれほどドキドキわくわくする物語ではないが、クライトンが書かなければ知ることはなかっただろう。ただ、アメリカのことなので日本はどうなのだろう。遺伝子は科学的にも社会的にも扱いが難しいんだね。軽々しく遺伝子改変を望むのは危険かもしれない。2023/02/12

アキ

3
アメリカ社会の縮図でもある物語。登場人物に嫌なヤツが多いけど、それなりの結末が用意されていたのはヨカッタ。「訳者あとがき」に見る通り、バーネットの判決内容と投資家ワトスンの結末には作者の主張が込められていました。「訳者あとがき」では、作品が「DNA的構造」を持つとあってビックリ!章立ての最後がCH095なので、猿と人間の遺伝子座の類似度を表す「95」という数字や、「CH」はチャプターでなく、遺伝子コードのコードでは?と一瞬思ってみたけど...(コード=code)なので、これは深読みしただけのことでした。2010/11/16

takao

2
ふむ2022/12/08

takejin

2
遺伝子工学が「少し」進んだ、ほんのちょっと未来の話。報道されている現実と、どこかで行なわれてるけど見えない事実と、ちょっと未来にはたぶんこうなってる創造と、そんなこんながごちゃ混ぜになってる。そう、クライトンの割には、ごちゃごちゃなのだ。遺伝子工学の暴走は止めたいけど、いじられた生物たちは、守ってやりたいよね。ジェラールがデイヴに語りかけるシーンが欲しかったな、低い声で「デイヴ・・・」ってね。2010/02/10

RndCh

2
遺伝子技術について研究、利用、社会の受け止め方、法規制など様々な角度からストーリーが設定され、それぞれに相応に納得できるような結末が用意されていました。が、クライトンの抱いた研究(の身勝手さ)に対する危機感を感じ、考え込んでしまいます。小説というよりはドキュメンタリーを見たあとの感覚に近いです。2010/01/10

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