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Hayakawa novels
五つの星が列なる時

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  • サイズ B6判/ページ数 359p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152088192
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

イギリスのオックスフォードで若い女性が惨殺された。無惨に切り裂かれた遺体の上には一枚のコインが残されており、何かの儀式を思わせた。やがて第二の殺人事件が発生、被害者はやはり若い女性で、遺体にはまたしてもコインが置かれていた。取材でこの地を訪れていた作家のローラは、警察から犯罪現場の写真を撮る仕事を請け負っている元恋人フィリップとともに、この異常な事件を調べ始める。そして、そのコインが紀元前400年頃のエジプトで使われていたものの模造であることを突き止めた。さらに、殺人の行なわれた日が占星術に基づいて決められていることにも気づく。そして、第三の殺人が起きた。犯人はいったい何を企んでいるのか?調査を進めるローラとフィリップは、やがて1851年にも酷似した連続殺人事件が起きていたことを探り出す。そして、一連の事件に偉大な科学者ニュートンが深く関わっていることを知るが…錬金術、占星術の知識を巧みに織り込み、壮大なスケールで描くサスペンス小説。知的興奮を呼び起こす話題作。

著者等紹介

ホワイト,マイケル[ホワイト,マイケル][White,Michael]
雑誌「GQ」イギリス版の科学担当編集者、「サンデー・エクスプレス」紙のコラムニスト、ディスカバリーチャンネルの科学番組のコンサルタントとして活躍する。また、プロのミュージシャンとしても活動し、イギリスのバンド、トンプソン・ツインズのメンバーでもあった。ニュートン、レオナルド・ダ・ヴィンチなどの偉人の伝記やノンフィクションを数多く発表し、2006年に『五つの星が列なる時』を発表、小説家としてデビューした。現在はオーストラリアのパースで妻と四人の子供とともに暮らしている

横山啓明[ヨコヤマヒロアキ]
1956年生、早稲田大学第一文学部演劇科卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ymg

3
うまい事話が繋がってまとまった。これはこれでアリ。2010/10/05

ベック

1
オックスフォードで繰り広げられる犯行の動機をめぐるミステリはそこそこ読ませる。無惨な死体から持ち去られた臓器。錬金術と占星術に基づいて定められた犯行日時。オックスフォード大学に連綿と続く秘密の組織。軽く読めるミステリとしてなかなか楽しめた。ミステリ史に残る傑作ではないが、ひとときの知的遊戯としては及第点ではないだろうかと思う。2007/07/15

典型的なあだ名

1
英国のある街で起こった連続殺人事件。それは儀式めいていた。これが冒頭のあらすじ。これだけだと欧米によくある月並みな内容だと思うだろう。実際は全然違う。歴史的事実を背景にしたフィクション。主人公に警察、犯人、過去(17世紀英国)の4つの視点で描かれている。過去と現在が絡まりあい複雑なストーリーとなっている。オカルトに頼り切っていないので好印象。また、ミステリとしてちゃんと成立している。もし映画化されたら是非見たい。しかし、冒険アクションに成り下がったら、その脚本家と監督を軽蔑する。2012/12/27

saimoon

1
巻末の注釈?部分が厚くてびっくりした。作中に出てきたキャラは本当は実在しませんとか、フィクションなんだから気にしないって。ニュートンは錬金術にハマってたんだよーと言う事も、さらりと後書きに書く程度でいいのに、ここまで巻末に載せてくると「面白そうな事実を上手く繋げてみたの、見て見てー」という子供の見せびらかし感が。オックスフォードは好きな街だけど、街自体ちっさいし地下に迷宮がありそうなとこじゃないんで、ちょっと無理があったような・・・むしろ迷路いらなかったと思う。2010/05/21

すけきよ

1
薄い、浅い、都合よすぎ、と三拍子。この手の小説は、情報とハッタリのたたみかけるような連続がキモだと思ってるんで、それがまるで感じられなかった。暗号とか、オカルトとか、お約束パーツの、表面だけ拾ったような感じ。ラストの迷路も失笑。2007/07/07

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