内容説明
「本能」という言葉にごまかされずに、行動とその発達について深く追求していけば、遺伝子、細胞、行動、物理的・社会的・文化的環境が能動的に相互作用して、われわれの行動と認識を形づくっているのが見えてくる。気鋭の神経学者が「本能」論争を解説し、行動の起源を探ることの重要性に迫った科学ノンフィクション。
目次
第1章 羊番の心理
第2章 設計者という考え
第3章 気味の悪い話
第4章 境界線の問題
第5章 本能を発達させる
第6章 人間を縛るもの
第7章 生得論者はとまらない
第8章 群れから迷い出て
著者等紹介
ブランバーグ,マーク・S.[ブランバーグ,マークS.][Blumberg,Mark S.]
アイオワ大学教授。ブランダイズ大学を卒業後、シカゴ大学で生物心理学の博士号を取得する。睡眠、動物の行動、温度調節、コミュニケーションなどについて、多数の論文や解説記事を執筆した神経学者
塩原通緒[シオバラミチオ]
翻訳家。立教大学文学部英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やす
4
本能の定義と分類は難しい2021/10/01
メルセ・ひすい
0
8-16 赤70 前置きが長―い。狩人蜂・蜘蛛の急所を一発で仕留める。仕置人・イヤ蜂。「本能的に」DNAに!この精緻・アヤフヤな試行錯誤からではアリマセンぞ。・・本能概念とはこの大洋では今なお曖昧さの霧は晴れぬが・・「本能」。それは本当に生まれつき備わり遺伝するものなのか。経験から学んだ行動ではないのか…。気鋭の神経学者が「本能」論争を解説し、行動の起源を探ることの重要性に迫った科学ノンフィク。2007/01/25
yooou
0
☆☆★★★2008/07/23