Hayakawa novels
恐怖の存在〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 414p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152086693
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

ある島嶼国家が地球温暖化を盾に合衆国相手の訴訟を表明した。その機に乗じて環境テロリストが仕掛ける人為的異常気象災害。目標となる四つの地域の情報から彼らを阻止すべき者達の戦いが始まる。地球温暖化は本当に起こっているのか?環境テロリストによる人為的気象災害を阻め。

著者等紹介

クライトン,マイクル[クライトン,マイクル][Crichton,Michael]
1942年、イリノイ州シカゴ生まれ。ハーヴァード大学で人類学を専攻後、ハーヴァード・メディカル・スクールを卒業。在学中からミステリを書きはじめ、1968年に発表した『緊急の場合は』でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞し、69年の『アンドロメダ病原体』が世界的ベストセラーとなる。その後、『ジュラシック・パーク』『ディスクロージャー』など次々と話題作を世に送りだし、その著作のほとんどが映画化されている。また、人気TVドラマ『ER』の製作者としても知られている

酒井昭伸[サカイアキノブ]
1956年生、1980年早稲田大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白のヒメ

45
環境テロという言葉は聞いたことがあったけど、それがどんなものかを知ろうともしなかった。40数年も常識的な社会人として生きてきたつもりだったけれど、この一冊を読んだだけでも、私はちっとも常識的な人間ではなかった事に気が付かされた。「無知」その一言に尽きる。そして「愚か」。相当な量の科学者による研究資料の参照、そして巻末の作者によるメッセージはまさに目からうろこだった。「愚か」なのはしょうがないけれど、私は「無知」にだけはなりたくない。頭をブロックで殴られたような読後感。この著者との出会いは衝撃だ。2015/02/22

ゆぎ🖼️

24
地球誕生50億年の歴史で大気の変成は3度起こっていて30億年前のバクテリアの出す毒素が窒素と酸素となって様々な動植物を繁茂してきた。人類が問題視する二酸化炭素は取るに足らず報道される異常気象を見れば温暖化は研究や環境保護の利潤のとしてメリットが高く、過剰に恐怖を煽っているのかもしれないと著者は物語にニュースを取り込んでいるように感じた。2020/10/02

ntahima

21
【市図書15】問題作/異色作とは傑作/代表作と書けない場合に使う世辞。本書はまさにそれ!“図表を最も多く引用した小説”部門でギネスに申請したら受理されるのではなかろうか?文中言及される事象や理論についても煩わしいほど出典が明記される。おまけに巻末には作者からのメッセージ及び付録が20頁弱!こういう構成がリーダビリティを著しく損ねることは先刻承知の上だろう。それでも書かざるを得なかった著者の心情は痛いほど伝わってくる。但、肝心の話の方が、途中で書くのに疲れ果てたかのように、突然終わってしまう。読者を選ぶ本?2015/09/23

Koike Katsuya

3
狂信的な環境保護団体がテロをする話。物語としての面白さはそれ程ではなかったが、環境学・生態学を含む科学にたいする考察はすごく参考になった。巻末のクライトンのメッセージも同感する事が多かったし、付録の「政治の道具にされた科学がきけんなのはなぜか」での優生学への考察も参考になり、俺の世界観の見直しの刺激になった。2014/05/06

takao

2
ふむ2024/02/01

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