内容説明
冷凍睡眠に入っていたユリとケイを目覚めさせたのは、女性型バイオボーグのフローラ。彼女によれば、ふたりが眠っているあいだに、世界はたいへんヤバいことになっているという。起きたばかりのふたりは、彼女の依頼を受けて、危機におちいったこの世界を救うために行動を開始したのだが、またもや信じられないトラブルに巻きこまれてしまう。トラブルを処理するはずのふたりが、なぜか引きおこしてしまうさらなるトラブル。これが、大宇宙を揺るがすダーティペアの復活劇だ。
著者等紹介
高千穂遙[タカチホハルカ]
1951年愛知県名古屋市生まれ。法政大学社会学部卒。在学中にアニメーション企画・制作会社「スタジオぬえ」を設立。1977年「クラッシャージョウ」シリーズ『連帯惑星ピザンの危機』で作家デビュー。1980年より、ユリとケイの二人組を主人公とする、「ダーティペア」シリーズをスタート。SFファンの圧倒的支持を得る
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
風竜胆
8
事件が解決しても、WWWAの上司が顔をひきつらせがら二人に、冷凍カプセルを送ってやったから300万年ほど寝むっていろと言われたのも、まあ当然だろう。2013/05/14
Dai(ダイ)
7
ムギが強くて賢くてカッチョよい♪2017/05/20
西岡剛
3
ダーティーペアシリーズ5。前作の最後に冷凍睡眠したつづき。冷凍睡眠から覚めるところから。2023/09/30
mike_sugino
3
昨年末にダーティペアの新刊が出るとのことで、未読だった三冊を先に読むことに。運良くハヤカワの電子書籍セールが始まったので、Kindle版を読了。熱狂的にクラッシャージョウとダーティペアを読んでいた80年代から17年後に復活した本作は、それまで特徴的だったユリとケイのギャル語での掛け合いが後退していたのは残念だったが、ハチャメチャな展開は相変わらず。特に巨大ロボット愛を感じさせるシーンは現在「メカ・サムライ・エンパイア」や「巨神計画」など米SF界でもトレンドになっている事を考え合わせると、感慨も一入ですね。2019/01/19
k16
3
20160827読了。 相変わらずテンポはいいけど、巨大ロボットものとはなぁ。 バイオボーグの設定もいまひとつ。2016/08/27