内容説明
本書は、科学啓蒙家として右に出る者のないドーキンスが、一貫した科学的思考をさまざまな現代的話題に適用して綴った文章をセレクトし配列した、初のエッセイ集である。進化論、遺伝子工学に関わる説得力抜群の論評はもとより、長年のライバル、グールド博士への、節度ある交友関係に裏付けられた批判や、親しい友人への追悼文、あこがれの地アフリカへの思いを綴った文章などを通じ、明晰な科学的思考の多面的な輝きが見てとれる。ファンも、ドーキンス初体験のあなたも必読の、唯一無二の啓蒙書。
目次
第1章 科学と感受性
第2章 光が投げかけられるであろう
第3章 感染された心
第4章 彼らは私に言った、ヘラクレイトスよ―愛しき人々への惜別
第5章 トスカナの隊列でさえ
第6章 私たちのなかに、アフリカとその驚異のすべてがある
第7章 娘のための祈り
著者等紹介
ドーキンス,リチャード[ドーキンス,リチャード][Dawkins,Richard]
1941年、ナイロビ生まれ。オクスフォード大学にてノーベル賞学者ニコ・ティンバーゲンのもとで学ぶ。その後、カリフォルニア大学バークレー校を経てオクスフォード大学レクチャラー。動物行動研究グループのリーダーの一人として活躍。オクスフォード大学に設置された“科学的精神普及のための寄付講座”の初代教授であり、王立協会フェロー。故スティーヴン・ジェイ・グールドと並ぶ、目下欧米で最も人気の高い生物学者であり、『利己的な遺伝子』は世界中でベストセラーになった
垂水雄二[タルミユウジ]
1942年大阪生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。出版社勤務を経て、1999年よりフリージャーナリストとなる
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感想・レビュー
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赤い熊熊
塩崎ツトム
イノ
むとうさん
関 峻之介