クラカトアの大噴火―世界の歴史を動かした火山

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クラカトアの大噴火―世界の歴史を動かした火山

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  • サイズ A5判/ページ数 466p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784152085436
  • NDC分類 453.822
  • Cコード C0025

内容説明

スマトラ島とジャワ島の間に浮かぶ火山島、クラカトア。1883年8月27日、その史上最悪の噴火は何の前触れもなく始まった。クラカトア自身をも消し飛ばした最後の大爆発では、火砕流、火山弾、大津波により36000人が死亡し、インドやオーストラリアでも爆音が聞かれ、衝撃波は地球を7周し、津波はフランス沿岸にも届き、被害者の死体はアフリカ東海岸にまで流れついた。本書は膨大な資料をもとに、その驚くべき天災の一部始終をリアルに再現するものである。一方でクラカトアの大噴火は、イスラム原理主義の抬頭、植民地主義の崩壊、海底ケーブル網による世界同時報道、地球規模での自然観察、プレートテクトニクス論の確立、新たな芸術手法の誕生など、あらゆる歴史的大変動の引き金となった。そのとき世界では一体何が起こったのだろうか。近代から現代への扉を乱暴に吹き飛ばした火山爆発の知られざる真実を、世界的ベストセラー『博士と狂人』の著者が、地質学への情熱も豊かに描いた壮大なノンフィクション。

目次

第1章 尖った山のある島
第2章 運河に潜むワニ
第3章 ウォーレス線上の接近遭遇
第4章 過去の火山活動
第5章 地獄の門が開かれる
第6章 日の光も届かぬ海底で
第7章 おびえたゾウの奇妙な行動
第8章 大爆発、洪水、最後の審判の日
第9章 打ちのめされた民の反乱
第10章 子供の誕生
エピローグ この世が爆発した場所

著者等紹介

ウィンチェスター,サイモン[ウィンチェスター,サイモン][Winchester,Simon]
オックスフォード大学で地質学を学んだのち、雑誌や新聞に寄稿するジャーナリストとして世界中を飛び回る。その後、ノンフィクション作家として書籍の執筆を始め、これまでに歴史、科学、政治など、幅広い分野にわたる著書がある。特に、オックスフォード英語大辞典(OED)の誕生秘話である『博士と狂人』(早川書房)や、The Map That Changed the World(早川書房近刊)は全米ベストセラーとなり、多くのメディアで取り上げられた

柴田裕之[シバタヤスシ]
1959年東京都生まれ。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

春ドーナツ

14
「精密への果てなき道」が面白かったので、この著者を追いかけようと思う。調べると以前読んだ「博士と狂人」の著者と同一人物だったことに唖然とした。「精密」は工学、本書は地質学と未知の世界に分け入る。まず、クラカトアってどこ? ジャワ島とスマトラ島の間、マレーシアにかつて存在した小島。大噴火によって島のほとんどが消滅した。地理的にプレートテクトニクス最前線(ホットスポットという)で、現在もこれからも火山活動は活発で、跡地にクラカトアの子供が隆起、毎年成長を続けている。サイモンの脱線も読みどころで、傍注まで、あっ2023/06/27

うぼん

2
1883年のクラカタウ大噴火被害とそこに至るまでの科学と歴史の予備知識ガイダンス、及びこの災害をきっかけに世界が認識した「地球規模という概念の誕生」が本書の主たるコンセプトなのかな。東インド会社の歴史、19〜20世紀の生物学や大陸と海洋の起源を巡る構造地質学論議〜プレートテクトニクス、気圧波計測や電信インフラの普及(キプリングの大真面目な海底ケーブルの詩に驚きつつ不敬にも笑ってしまった)、災害後の和蘭植民地支配の変化とイスラム教の動向など、とにかくテンコ盛りの情報が大仰かつ散漫に語られるが興味深く読めた。2023/07/18

takao

2
ふむ2021/05/06

康芳英

2
1883年のクラカタウ(インドネシアではこう呼ぶ)の噴火とその前後を、社会、政治、経済、文化、地球科学などの様々な面から綴った一冊。あまりにも様々な面から語っているため少々読み辛いけれども(何せ、クラカタウの噴火の根本にあるプレートテクトニクス理論を語るためにヴェーゲナーの大陸移動説どころかウォレス線まで持ち出し、さらには1960年代のプレートテクトニクス理論成立前夜の当時の作者の思い出まで語られるのだから)、逆にいえばここから様々な分野への好奇心を刺激されると言うことでもあり、実に楽しい。2012/05/14

真空

1
1883年のクラカトアの大噴火。火砕流や噴石などではなく、津波で大きな被害が出た。多分気候にも影響したんだろうな。2015/07/04

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