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タングステンオジサン カガクトスゴシタワタクシノショウネンジダイ
タングステンおじさん―化学と過ごした私の少年時代 原書名:UNCLE TUNGSTEN:Memories of a Chemical Boyhood(Sacks,Oliver)
サックス,オリヴァー【著】〈Sacks,Oliver〉 斉藤 隆央【訳】
386p / 19cm / B6判
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新聞の書評
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「タングステンこそ理想的な金属だ」と、その根拠を力説してくれたおじ、遍在する数の法則を語るおば、真摯に働く医師の両親、発狂してしまった兄。
強烈な個性がぶつかりあう大家族にあって少年サックスが魅せられたのは、科学のなかでも、とりわけ不思議と驚異に満ちた化学の分野だった。
手製の電池で点けた電球、自然を統べる秘密を元素の周期表に見いだしたときの興奮、原子が持つ複雑な構造ゆえの美しさなど、まさに目を見張るような毎日がそこには開けていた…だが、化学の魅力は、実験で見られる物質の激しい変化だけではない。
キュリー夫妻ら、研究に生涯を捧げた人々の波瀾万丈のドラマもまた、彼にとってまばゆいばかりの光芒を放っていたのだ。
敬慕の念とともに先人の業績を知るにつれ、世界の輝きはいっそう増してゆく。
豊饒なる記憶を通じ、科学者としての原点と、「センス・オブ・ワンダー」の素晴らしさをあますところなく伝える珠玉のエッセイ。
タングステンおじさん―金属との出会い
「三七番地」―私の原風景
疎開―恐怖の日々のなかで見つけた数の喜び
「理想的な金属」―素晴らしきタングステンとの絆
大衆に明かりを―タングステンおじさんの電球
輝安鉱の国―セメントのパンと鉱物のコレクション
趣味の化学―物質の華麗な変化を目撃する
悪臭と爆発と―実験に明け暮れた毎日
往診―医師の父との思い出
化学の言語―ヘリウムの詰まった気球に恋して〔ほか〕
サックス,オリヴァー[サックス,オリヴァー][Sacks,Oliver]
1933年ロンドン生まれ。オックスフォード大学を卒業後、渡米する。脳神経科医として診療を行なうかたわら、精力的に著述活動を展開し、優れた医学エッセイを発表。鋭敏な洞察と人間への深い共感に支えられた語り口で多くの読者を魅了している
斉藤隆央[サイトウタカオ]
1967年生まれ。東京大学工学部工業化学科卒業。翻訳家
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